富士東和佳

富士東 和佳 - 大相撲力士の道

富士東 和佳（ふじあずま かずよし）は、1987年4月19日生まれ、東京都足立区出身の現役大相撲力士です。彼の本名は渋谷 和由（しぶや かずよし）で、玉ノ井部屋に所属しています。身長は180.5cm、体重は166.3kg、血液型はO型で、得意な技は突きや押し、そして左四つです。2013年7月場所では西前頭4枚目に昇進し、その後はニックネームとして「おかわり君」や「シブ」と呼ばれています。

来歴

富士東は足立区立亀田小学校の5年生の時に相撲を始め、6年生ではわんぱく相撲全国大会で2位を獲得しました。中学校卒業間際に玉ノ井部屋に入門し、2003年3月場所で初土俵を踏みました。初期のころは、練習が厳しく感じることもありましたが、地元の仲間たちの視線が気になるため、徐々に自らを奮い立たせました。

2005年7月場所では幕下に昇進したものの、2006年には首の怪我により三段目に降格してしまいました。しかし、彼はその後しっかりとリハビリに励み、2011年1月場所で新十両に昇進すると、またたく間に名を上げていきます。その年の5月には九州場所で成績を上げられない結果が続いた中、7月場所で新入幕を果たしました。

新入幕からは20度以上の負け越しを続けながらも、2014年には左目の網膜剥離で手術を受けることになります。この影響で初めて休場となりましたが、回復後には再び土俵に立つ姿を見せています。2015年には十両で優勝を果たし、幕内復帰を果たしましたが、波乱万丈な相撲人生が続きました。

課題と挑戦

富士東は2020年にコロナウイルスに感染し、後の11月場所では全敗を経験しました。2021年は連敗記録を更新し、23連敗を記録。苦しい時期が続きましたが、希望を失うことはありませんでした。
最近では、2023年5月場所でまた新たな挑戦を続けていますが、再び三段目に陥落してしまうなど、厳しい現実が待ち受けています。しかし、彼は諦めず、稽古を継続しています。2024年には元臥牙丸のYouTubeチャンネルで体力を評価されるシーンもあり、土俵外でも注目されています。

プライベートと興味

富士東は相撲界でも「えびすこ」として親しまれ、ご飯や焼肉を特に好みます。中でも牛タンが大好物で、食事の際にはたっぷりと楽しむ様子が溢れています。外食で足立区の焼肉屋に度々足を運び、取組期間中も焼肉屋に通うことがあるようです。
また、彼は多くのイベントにも参加し、友人たちからはトトロに似ていると言われます。相撲道の厳しさと共に、楽しみを忘れない人生を送っている彼の姿勢が非常に魅力的です。

まとめ

富士東 和佳の相撲人生は、厳しい挑戦や健康問題を乗り越えながらも、力強く続いています。彼の奮闘は、ファンや若い力士にとっても良いお手本となるでしょう。今後の成長を見守りながら、富士東選手の活躍を期待しています。

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