将棋マガジン

将棋マガジンとは

『将棋マガジン』は、日本将棋連盟が1978年から1996年まで発行していた月刊の将棋専門誌です。定価は610円（1995-1996年時点）。同じく連盟発行の『将棋世界』と並び立つ存在でしたが、より初心者にも理解しやすい内容と、バラエティ豊かな独自企画が特徴でした。

特徴

• - 初心者にも親しみやすい内容
• - 独自の企画が豊富
• - 棋戦情報や解説が充実
• - 人気棋士による連載記事
• - 読者参加型のコーナー

歴史

将棋ブームに沸いた1996年、惜しまれつつも突然の休刊となりました。最終号では、当時七冠を保持していた羽生善治に対し、三浦弘行が勝利したことが報じられています。公式には廃刊とはされておらず、『将棋世界』編集部によれば、2014年時点でも「休刊中」という扱いになっています。

人気企画

• - 佐藤康光＆森内俊之のなんでもアタック: 佐藤康光九段が目隠し五面指しに成功した人気企画
• - ペア[[将棋]]、詰将棋早解き、古典棋譜挑戦、10秒将棋

主な記事

• - 棋戦（主にタイトル戦）の情報、解説
• - 河口俊彦「対局日誌」（創刊以来の長寿連載）
• - 米長邦雄のスーパーアドバイス（1987年）
• - さわやか流・米長邦雄のタイトル戦教室（1996年1-5月号）
• - 佐藤康光＆森内俊之のなんでもアタック（1996年1-10月号）
• - 神吉宏充の「禁断の戦法」（最終号まで全22回）
• - 灘蓮照「四枚落ちどんとこい」
• - 青野照市「プロの大局観・アマの大局観」
• - 羽生善治「寄せの構図」
• - 羽生善治「ハブの目」
• - タマの目（鹿野圭生の関西レポート、最終号まで全41回）
• - 将棋ギネス（記録のページ）
• - スーパー段位認定
• - 詰将棋、次の一手

読者コーナー「コマゴマ掲示板」

読者投稿コーナー「コマゴマ掲示板」では、休刊前の1995年～96年頃、羽生善治の活躍による将棋ブームの影響で、女性ファンからのイラスト投稿が多数寄せられ、将棋雑誌とは思えないほど華やかな誌面となっていました。常連投稿者の中には、湯川かおる、翔みならなど、後にプロの漫画家としてデビューした人もいます。最終号では、これらの投稿イラストがカラーページで掲載されました。

関連雑誌

• - 将棋世界
• - 近代将棋
• - 週刊将棋

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