将豊竜将太

将豊竜 将太（しょうほうりゅう しょうた）

将豊竜 将太は、1996年10月12日生まれ、秋田県横手市出身の現役大相撲力士です。時津風部屋に所属し、本名を吉田 将太（よしだ しょうた）といいます。身長170.5cm、体重151.5kgと、力士としては小柄ながらも、最高位は西幕下3枚目（2021年3月場所）まで昇進しました。2020年1月場所3日目からは、弓取り担当力士としても活躍しています。

来歴

横手市十文字町出身の将豊竜は、小学校1年生から相撲を始め、中学3年生時には東北大会で3位に入賞するなど、早くから才能を発揮しました。秋田県立平成高校3年時には、中学生時代から交流のあった時津風部屋に入門し、2014年9月場所に初土俵を踏みました。この時の同期には、後の大関・貴景勝がいます。

順調に番付を上げ、序ノ口、序二段をそれぞれ1場所、2場所で通過し、入門から5場所目の2015年5月場所で新三段目に昇進しました。三段目でしばらく足踏みしましたが、着実に力をつけ、2018年9月場所で念願の幕下昇進を果たしました。

2019年の春巡業からは、巡業部副部長の15代花籠（元関脇・太寿山）から声がかかり、巡業での弓取式を務めるようになりました。当初は中川部屋の春日龍と共に巡業で弓取式を担当していましたが、2020年1月場所3日目からは、春日龍に代わり、本場所でも弓取式を担当することになりました。

しかし、2021年9月場所の初日の取組で右肩を負傷。2日目以降は聡ノ富士に代理を任せて弓取式の担当を外れ、自身も6番目から休場となりました。

エピソード

弓取り力士に選ばれた理由について、15代花籠は、身長170cmの小兵ながら幕下まで昇進した将豊竜の度胸を評価したと語っています。

本場所での弓取式は、当初は2020年1月場所の初日から務める予定でしたが、協会内の連絡ミスにより、2日目までの取組表には前任者の春日龍の名前が掲載されていました。そのため、2日目までは春日龍が務め、将豊竜は3日目からの登板となりました。場所中に弓取り力士が交代するのは珍しい事例です。

四股名の下の名前は、当初「光」としていましたが、2021年7月場所から本名と同じ「将太」に改名しました。これは、元大関・豪栄道豪太郎にあやかったもので、同年3月場所、5月場所と2場所連続で負け越したことを機に、心機一転を図って改名を決断しました。

主な成績

2024年5月場所終了現在

通算成績：232勝194敗8休（63場所）

改名歴

将豊竜 光（しょうほうりゅう ひかる）：2016年9月場所 - 2021年5月場所
将豊竜 将太（しょうほうりゅう しょうた）：2021年7月場所 -

関連項目

大相撲力士一覧

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