小田原潔

小田原 潔（おだわら きよし）

小田原潔（おだわら きよし）は、日本の自由民主党（自民党）に所属する衆議院議員であり、外務副大臣や外務大臣政務官を歴任した経験を持つ政治家です。1964年5月23日に大分県に生まれ、現在は日野市に居住しています。自衛官を父に持つ彼は、練馬区立北町小学校、北町中学校を経て東京都立富士高等学校を卒業。その後、1987年に東京大学経済学部を卒業し、富士銀行に入行します。銀行業務の後、メリルリンチ証券、ゴールドマン・サックス証券、ドイツ証券、モルガン・スタンレー証券など、さまざまな金融機関に勤務しました。

2010年の第22回参議院議員通常選挙には自民党公認で大分県選挙区から出馬しましたが、惜しくも落選。しかし、2011年には東日本大震災で被災した宮城県七ヶ浜町でボランティア活動を行い、地域支援に尽力しました。翌年、2012年の第46回衆議院議員総選挙で東京21区から再び自民党公認で出馬し、初当選を果たしました。当選後は清和政策研究会及び有隣会に所属し、党内における影響力を強めていきます。

2014年の選挙においては、長島昭久氏との競争の末、1,633票の僅差で当選を収めました。続く2016年には、第3次安倍第2次改造内閣で外務大臣政務官に任命されるなど、重要な役割を果たしました。2021年の第1次岸田内閣では外務副大臣として新たな任務を担い、2021年10月の第49回衆議院議員総選挙では立憲民主党の候補に勝利し、4選を達成しました。

政策・主張

小田原は、日本国憲法第9条の改正や国防軍設置の必要性を唱え、緊急事態条項の創設に賛成しています。また、原子力発電も日本にとって必要だとし、カジノの解禁にも賛同の意を示しています。さらに、日本の核武装については、国際情勢に応じて検討すべきとの立場を取り、非核三原則の見直しの必要性も語っています。靖国神社への参拝に賛成の意向を示し、村山談話や河野談話の見直しにも賛成していますが、選択的夫婦別姓制度の導入には反対の姿勢を見せています。

また、彼は脳脊髄液減少症問題での支援活動にも関わっており、さまざまな政策において積極的な姿勢を示しています。

経歴と人間関係

小田原は、かつて彼が所属した政治団体が統一教会の関連団体に会費を支出していたことが報じられ、その関係が注目されています。彼自身は自民党の中で重要な役割を果たしつつ、党内での党員数獲得数が低迷していることが指摘されたこともあります。その中で、同党の山口泰明組織運動本部長から対策を求められることでも話題となりました。

彼は、東京ヴェルディ1969の羽生英之と高校時代の同級生であり、私生活では妻と1男1女の4人家族です。政治活動においては、さまざまな団体や議員連盟にも参加し、影響力を発揮しています。日本会議国会議員懇談会やみんなで[[靖国神社に参拝する国会議員の会]]に所属しており、信念を持って政策に取り組んでいます。

このように、小田原潔は日本の政治界において多様な経歴と明確な政策スタンスを持った議員として活躍しています。

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