小部

小部について

小部（しょうぶ）は、漢字の部首をもとに分類される一群の中で、214の漢字部首のうち42番目に位置します。この部首は簡単な形状を持ち、3画から成ることが特徴です。

小部の意味

「小」は「ちいさい」という意味を持っており、この符号は微小さを表現する際に用いられます。また、「小」から派生した漢字では、「少」という文字も偏旁として使われており、少ない意味を伝えます。小部には、これらの意符を持つ漢字に加え、「小」の筆画を持つ漢字も数多く収録されています。

特殊な形状

小部は、漢字の冠の位置に置かれることもあります。この場合、文字の2画目と3画目の形が下に狭まる形状（⺌）になることがあり、これが「尚」という字の前に使われることから「なおがしら」と呼ばれています。これにより、漢字の中での使い方にも一層の独自性が生じます。

Unicodeにおける小部

Unicodeでは、CJK部首補助において「⺍」という形も小部の変形として収録され、その実用性が範囲を広げています。これにより、デジタル環境における小部の認識と使用が進化し、さまざまなプラットフォームや言語で利用可能です。

各国の呼称

小部には国ごとに異なる呼称があります。

• - ### 日本

- 通称：しょう、しょうがしら、なおがしら

• - ### 韓国

- 通称：작을소부（jageul so bu、ちいさい小部）

• - ### 英米

- 通称：Radical small

また、部首字は「小」となり、広韻や詩韻ではそれぞれの音韻に関連する漢字が存在します。具体的には、広韻では「私兆切」や「小韻」、詩韻では「篠韻」と「上声」などがあります。

言語による音の違い

小部に関連する音声はさまざまな言語で異なります。

• - ### 日本語

- 音：ショウ（セウ）（漢音・呉音）、訓：ちいさい

• - ### 中国語

- ピンイン：xiǎo、注音：ㄒㄧㄠˇ、ウェード式：hsiao 3

• - ### 朝鮮語

- 訓音：작을（jageul、ちいさい）소（so）

小部に関する例字

小部に属する漢字の例には、以下のようなものがあります。

• - 毎日使われる「小（しょう）」「少（しょう）」「尓（じ）」など
• - 別の意味を持つが同じ部首から派生する「尖（せん）」「当（當は田部に属する）」「尚（尙）」
• - 他にも「㡀」「尞」「尠」など、さまざまな漢字が含まれています。

このように、漢字の部首「小部」はその形状や意味、音声の多様性によって、漢字の理解を深める重要な要素となっています。

もう一度検索