尾道市因島フラワーセンター

概要

尾道市因島フラワーセンターは、広島県尾道市因島に位置する植物園です。通称「因島フラワーセンター」とも呼ばれています。この施設は、1990年に広島県立因島フラワーセンターとして開園しました。当初は財団法人県農林振興センターが管理運営を行っていましたが、2006年9月1日に尾道市へ管理運営が移管されました。その後、2007年4月からは指定管理者としてイズミ関連会社のイデオ（現・イズミテクノ）が運営にあたっていました。しかし、2012年4月1日からは入園料が無料化され、指定管理者との契約を更新せずに、尾道市が直接管理運営を行っています。

歴史

因島市（当時）は造船業で栄えていましたが、不況の影響を受け、新たな町づくりとして「水軍と花とフルーツの島」をコンセプトに掲げました。その一環として、1989年に開催された海と島の博覧会の会場跡地を活用し、翌1990年に広島県立因島フラワーセンターとして開園しました。その後、広島県の財政改革により、因島市への移管かフラワーセンターの廃止が検討されましたが、因島市が尾道市と合併したため、尾道市が運営を引き継ぐことになりました。

施設

入場門をくぐると、広大な芝生の上り坂と大花壇が広がります。一番奥には温室があります。大花壇では、サルビア、マリーゴールド、ベゴニア、パンジーなど、四季折々の花々が植えられています。階段花壇には、およそ3万本のマリーゴールドが植えられています。温室には、フラワートンネルと呼ばれる花の壁や、亜熱帯性植物、食虫植物などが展示されています。花木の総数は約9万5000本に及びます。また、事前予約をすれば、屋外でバーベキューを楽しむことも可能です。

特徴

2012年4月1日より入園料が無料化され、売店も閉鎖されました。展示内容は今後変更される予定です。無料化に伴い、以前は年4回程度行っていた花壇の入れ替えも回数が減らされています。

入園情報

住所: 尾道市因島重井町伊浜1182-1
開園時間: 9:00 - 17:00
休園日: 毎週火曜日（火曜日が祝日の場合は営業、翌日休業）、12月28日 - 1月4日
入場料金: 無料

アクセス

公共交通機関

バス:
広島市内からはフラワーライナーに乗車
福山市内からはシトラスライナーに乗車
JR西日本新尾道駅・尾道駅からは因島（土生港）行きに乗車
いずれの場合も、因島インター入り口バス停で下車後、徒歩2km、または鬼岩バス停で下車後、フラワーセンター行きのバスに乗り換えます。
フェリー:
三原港から乗船し、重井西港で下船後、徒歩2km。

道路

西瀬戸自動車道（しまなみ海道）:
尾道方面からは因島北インターチェンジから2km
今治方面からは因島南インターチェンジから6km

周辺施設

向島洋らんセンター
シトラスパーク瀬戸田
しまなみ海道サイクリングロード

外部リンク

尾道市因島フラワーセンター（公式サイト）
尾道市因島フラワーセンター（尾道観光協会の紹介）

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