山久保 (さいたま市)

山久保の概要

山久保（やまくぼ）は、埼玉県さいたま市桜区にある町名で、具体的には山久保一丁目、山久保二丁目、および大字山久保として知られています。この地域は住居表示が実施されており、郵便番号は338-0821です。

地理

山久保は、さいたま市桜区の東部に位置し、大宮台地（与野支台）の上に広がっています。北側と東側には中央区鈴谷があり、南側は中島、西側は栄和や中央区上峰と接しています。また、地内には飛び地として存在する大字山久保があり、主に農地として利用されています。全体のほとんどは市街化区域にあたり、準工業地域として指定されています。南与野駅にも近く、宅地化が進んでいる一方で、田んぼなどの農地も残っています。交通面では、国道17号新大宮バイパスや首都高速埼玉大宮線が通っており、国道463号は浦和市街に向かう主要道路として利用されています。

歴史

山久保の歴史は古く、江戸時代からの武蔵国足立郡与野領に属する山窪村として知られています。村にはさまざまな検地が行われ、16世紀から19世紀にかけて、幕府の支配下で村高が記録されてきました。近代に入ると、地域は数回の行政区画見直しを経て、1889年には土合村の大字となります。1955年には、土合村が浦和市に編入され、さらに1986年に住居表示が実施され、山久保一丁目と二丁目が成立しました。2001年には浦和市、大宮市、与野市が合併し、さいたま市が誕生しました。2003年にはさいたま市が政令指定都市となり、現在の形が整いました。

世帯数と人口

2017年の段階で、山久保の世帯数や人口は定期的に更新されていますが、正確な数値は行政の公表に基づいて変動しています。

教育

山久保には市立の小学校や中学校が設置されており、地域の子どもたちに教育の場を提供しています。それぞれの校区は地域ごとに分かれており、通学しやすい環境が整えられています。

交通

山久保には鉄道路線が通っていませんが、JR埼京線の南与野駅が近くにあり、徒歩圏内でアクセスできます。また、道路交通も充実していて、国道や高速道路が使えます。路線バスも北浦和駅や南与野駅から運行されていますが、さいたま市のコミュニティバスは山久保方面には運行されていません。地域内には「山久保」というバス停留所も設置されています。

施設

山久保にはいくつかの重要な施設があります。北辰商事の本社や山久保墓地会館、山久保二丁目公園、山久保自然緑地などがあります。また、一部は荒川の秋ヶ瀬公園に隣接しており、自然環境も豊かです。地域には山久保遺跡という縄文時代の遺跡もあり、歴史的な価値も持っています。

結論

山久保は、歴史と自然に恵まれた地域で、交通アクセスも良好なことから、住みやすい場所となっています。教育環境や地域の施設も充実しており、穏やかで豊かな生活が送れる地域です。

もう一度検索