山本紀彦

山本 紀彦の俳優としての経歴

日本の俳優、山本紀彦（やまもと としひこ、本名同様）は1943年5月10日に千葉県で生まれ、北海道で育ちました。彼は日本大学を卒業後、劇団欅に1967年に入団し、活躍を始めます。その後、三船プロダクションや田中プロモーション、アクターズプロモーションを経て、現在はI・T企画に所属しています。演技力が評価され、多くの映画やテレビドラマで名脇役として知られるようになりました。

初期のキャリア

山本は1967年に劇団欅に参加し、1972年には三船プロダクションに移籍しました。そこで彼は相手役として重要な役割を果たし、この頃から特に石立鉄男が主演するユニオン映画の作品に頻繁に登場し、名脇役としての地位を固めていきました。

映画での活動

彼の映画デビューは1968年の『吸血鬼ゴケミドロ』で、その後も『ミニミニ突撃隊』や『永訣』など多くの松竹映画に出演しました。彼の出演作の中でも特に有名なものには、1970年の『トラ・トラ・トラ!』や1981年の『帰ってきた若大将』などがあります。また、1980年代に入ると、東映や東宝の作品にも多く参加し、1981年の『駅 STATION』や1987年の『春らんまん結婚記』などでも印象的な役柄を演じています。

テレビドラマでの活躍

山本は映画だけでなくテレビドラマでも広く知られています。1964年からは『特別機動捜査隊』に出演。以降も『大河ドラマ』シリーズや、1970年代から80年代にかけて『太陽にほえろ!』や『水戸黄門』など、数々の人気作品にゲストとして出演しました。特に『水戸黄門』では複数回にわたり重要な役割を果たしています。

彼の演技スタイルは、時にはコミカルに、また時にはシリアスなキャラクターを演じ分ける能力が高く、多様な役に挑戦しています。大河ドラマ『春の坂道』や『独眼竜政宗』、また『武田信玄』や『徳川家康』などの作品にも欠かせない存在でした。

舞台・オリジナルビデオでの活動

舞台にも力を入れており、坂本冬美の特別公演『女の花道』や、シアターV赤坂での『アパートメント・クレメンタイン』など、幅広いジャンルでその実力を発揮しています。また、1991年には『お嫁だん』や、『レディウエポン 女豹』などのオリジナルビデオにも出演し、その活躍の場を広げています。

趣味と私生活

趣味はドライブでプライベートでも活動的な一面を見せています。多忙な俳優業の合間を縫って、自然の中でリフレッシュする時間を大切にしているようです。

山本紀彦は、日本のエンターテインメント界で広範なキャリアを持つ俳優であり、映画、テレビ、舞台を通じて、数多くの作品で優れた演技を披露してきたことから、日本の俳優の中でも特に尊敬される存在となっています。これからも、彼の活躍から目が離せません。

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