山田良水

山田 良水の軍歴と栄典

山田良水（やまだ よしみ）は、1862年1月14日に土佐藩士・山田嘉周の次男として高知城下大川筋で生まれました。彼は、明治19年に陸軍士官学校を卒業し、歩兵少尉として任官、その後徐々に階級を上げていくことになります。最終的には陸軍中将に達し、その間、日本の数々の歴史的戦争に参加しました。

初期の経歴

1886年6月、山田良水は陸軍士官学校の第8期生として卒業し、直ちに歩兵少尉に任命されました。その4年後、1891年には陸軍大学校に入学したものの、日清戦争に出征するため中途退学を余儀なくされました。戦争が終結した後、1896年3月に陸軍大学校（第10期）を無事に卒業しました。

日露戦争とその後

日露戦争では第11師団の参謀として従軍し、その後は歩兵第19連隊長に転任しました。旅順攻囲戦や奉天会戦といった重要な戦闘にも参加し、その戦功は認められました。1907年には歩兵第44連隊長としての任務を担い、その年の11月には大佐に昇進しました。

1912年には陸軍少将に昇進し、歩兵第35旅団長に着任します。翌年には歩兵第24旅団長に転任し、第一次世界大戦では青島の戦いにも参加しました。これらの戦歴から、彼の軍人としての成長が顕著に表れています。

陸軍中将への昇進とその後

1917年8月に陸軍中将に進級すると同時に待命となり、その年の12月には予備役に編入されました。この時期、彼は軍務から一時的に離れることになりますが、その後の人生や功績も多くの人々によって語り継がれています。

栄典と位階

山田良水はその軍務により、様々な栄典を受けています。1886年11月27日には正八位を、1892年1月27日には従七位を授与されました。さらに、1907年12月27日には従五位、1917年12月28日には従四位に昇格しています。

また、1915年11月7日には功二級金鵄勲章、旭日重光章、および大正三四年従軍記章を受章しました。これらの栄典は、彼が国に仕えた証として大きな意味を持っています。

参考資料

山田良水の詳細な情報については、『高知県人名事典』や『日本陸軍将官辞典』、そして『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』などから得られます。これらの資料は、彼の軍歴と生涯を知る上で重要な参考資料とされています。

山田良水は1928年1月3日に亡くなりましたが、彼の貢献と業績は今もなお高く評価されています。このような歴史的な人物の生涯を振り返ることは、現代に生きる私たちにとっても有意義なことです。

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