山田邦和

山田邦和氏は、1959年生まれの日本の考古学者であり、同志社女子大学の教授を務めています。京都市で生まれ、同志社大学文学部文化学科を卒業後、同大学院文学研究科博士課程前期を修了しました。1997年には、「須恵器生産の研究」で博士（文化史学）の学位を取得しています。

研究者としてのキャリアは、古代学協会・平安博物館助手、古代学協会・古代学研究所助手を経て、京都文化財団・京都文化博物館学芸員、花園大学教授と進み、現在は同志社女子大学現代社会学部教授として教鞭を執っています。1998年には、『須恵器生産の研究』で雄山閣考古学特別賞を受賞するなど、その研究成果は高く評価されています。

山田氏の専門は、日本考古学、特に都市史論です。著書には、『京都』（カラーブックス、保育社、1993年）、『須恵器生産の研究』（学生社、1998年）、『京都都市史の研究』（吉川弘文館、2009年）、『日本中世の首都と王権都市-京都・嵯峨・福原』（文理閣、2012年）、『京都　知られざる歴史探検』上・下（新泉社、2017年）、『変貌する中世都市京都（京都の中世史７）』（吉川弘文館、2023年）などがあります。これらの著書は、京都の歴史や都市構造、須恵器の生産に関する研究を深く掘り下げたもので、学術的な価値が高いと評価されています。

また、共編著として、『日本の古代遺跡 28　京都II』（山中章共著、保育社、1992年）、『歴史のなかの天皇陵』（高木博志共編、思文閣出版、2010年）、『室町政権の首府構想と京都 室町・北山・東山』（桃崎有一郎共編著、文理閣、2016年）、『歴史家の案内する京都』（仁木宏共編著、文理閣、2016年）なども手掛けています。これらの著作からも、山田氏の幅広い知識と研究への深い関心が伺えます。

山田邦和氏は、日本の考古学、特に京都の都市史研究において重要な貢献を果たしており、その研究成果は今後の学術研究においても重要な基盤となるでしょう。

外部リンクとしては、ツイッターアカウントや、大学の教員プロフィールなどが公開されています。

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