山脇正男

山脇正男

山脇正男（やまわき まさお）は、1894年（明治27年）3月23日に高知県で生まれ、1961年（昭和36年）10月5日に亡くなった、大日本帝国陸軍の軍人です。最終階級は陸軍中将。

経歴

山脇正男は、陸軍士官学校第28期、陸軍大学校第37期を卒業しました。1936年（昭和11年）には陸軍習志野学校教官に就任し、1938年（昭和13年）には陸軍砲兵大佐に進級しました。その後、1939年（昭和14年）に野戦重砲兵第5連隊長となり、1940年（昭和15年）には第22師団参謀長として日中戦争に出征しました。杭州に駐屯し、討伐戦の指揮を執りました。

1942年（昭和17年）には陸軍少将に進級し、1943年（昭和18年）に関東軍化学部長に就任しました。1944年（昭和19年）には三方原教導飛行団長に転じ、1945年（昭和20年）4月15日に陸軍歩兵学校附となり、同年4月30日には陸軍中将に進級しました。同年5月23日には第160師団長に親補され、朝鮮・群山に布陣し、終戦を迎えました。

戦後の1947年（昭和22年）11月28日には、公職追放の仮指定を受けています。

人物

山脇正男は、陸軍の要職を歴任し、日中戦争や太平洋戦争などの激戦地で指揮を執った人物です。陸軍士官学校と陸軍大学校を卒業したエリート軍人であり、その能力は高く評価されていました。終戦時は朝鮮で師団長を務めており、その後の日本の復興にも大きな影響を与えた人物と言えるでしょう。

参考文献

福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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