岐阜県道・三重県道23号北方多度線

岐阜県道・三重県道23号北方多度線

岐阜県道・三重県道23号北方多度線は、岐阜県本巣郡北方町から三重県桑名市に至る主要地方道です。この路線は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

起点は岐阜県北方町加茂町とされていますが、道路地図などでは本巣市上真桑・上真桑北畑交差点（国道157号・国道303号重複、岐阜県道159号北方真正大野線交点）が起点として示されることもあります。かつて、上真桑北畑交差点 - 三橋交差点間は単独の県道でしたが、国道157号線のルート変更により、現在は重複区間となっています。

上真桑北畑交差点から瑞穂市・穂積中原交差点（国道21号交点）までは、本巣縦貫道の一部を構成し、4車線道路として整備されています。ただし、瑞穂市・別府北交差点 - 穂積中原交差点間の本巣市方面は、右折用車線確保のため一部区間で車線が減少する箇所があります。

瑞穂市・穂積高野交差点（朝日大学前）から大垣市墨俣町・長良大橋西交差点までは、かつて狭い道でしたが、2003年に犀川大橋が開通し、その後バイパスが整備されました。これにより、2005年に穂積高野交差点から墨俣町・墨俣西交差点の間にバイパスが完成し、旧道は2006年に廃止されました。

長良大橋西交差点から海津市・長良川大橋西交差点（木曽三川公園）までは、長良川右岸の堤防道路が続きます。揖斐川にかかる油島大橋が岐阜・三重県境となっています。

路線データ

起点：岐阜県本巣郡北方町（加茂＝国道157号上）
終点：三重県桑名市多度町（多度町香取字蛯江2123-6番地先：柚井交差点＝国道258号交点）
重要な経過地：本巣市、安八郡安八町、海津市海津町
実延長：37.264 km
岐阜県：35.669 km
三重県：1.595 km

歴史

1964年：建設省が主要地方道大野墨俣線（福井県大野市～岐阜県安八郡墨俣町）を指定。
1976年：建設省が主要県道大野墨俣線の一部、一般県道桑名墨俣線の一部、一般県道多度佐屋線の一部を北方多度線として主要地方道に指定。
1977年：岐阜県が県道23号北方多度線を認定。同時に主要地方道大野墨俣線を廃止。
1993年：建設省が主要県道北方多度線を北方多度線として主要地方道に再指定。
2003年：瑞穂市祖父江 - 墨俣町墨俣間に犀川大橋を含むバイパスが開通。
2005年：瑞穂市穂積 - 同市祖父江間にバイパスが開通。穂積高野交差点から墨俣西交差点の間にバイパスが完成。

路線状況

通称：「本巣縦貫道路」、「清流サルスベリ街道」

重複区間

岐阜県道31号岐阜垂井線（大垣市墨俣町墨俣・墨俣西交差点 - 長良大橋西交差点）
岐阜県道・三重県道125号佐屋多度線（海津市海津町油島・長良川大橋西交差点 - 桑名市多度町香取・柚井交差点）

道路施設

橋梁：犀川大橋（犀川）、油島大橋（揖斐川）
道の駅：道の駅クレール平田（海津市）

地理

通過する自治体

岐阜県：本巣市、本巣郡北方町、瑞穂市、大垣市、安八郡安八町、安八郡輪之内町、海津市、羽島市
三重県：桑名市

沿線施設

樽見鉄道北方真桑駅
JR穂積駅
瑞穂市役所
朝日大学
墨俣城
ソーラーアーク
千本松原
国営木曽三川公園
治水神社

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