島根半島・宍道湖中海ジオパーク

島根半島・宍道湖中海ジオパークについて

島根半島・宍道湖中海ジオパークは、島根県の北東部に広がる、豊かな自然と歴史が息づくジオパークです。2017年12月に日本ジオパークとして認定されました。この地域は、「出雲国風土記の自然と歴史に出会う大地」をテーマに、多様な地形や地質、そして古代からの文化が織りなす独特の景観が特徴です。

ジオパークの構成

ジオパークは、以下の3つのエリアで構成されています。

1. 島根半島エリア：日本海の荒波が作り出した海岸線や、火山活動によって形成された地形など、ダイナミックな自然景観が広がっています。
2. 出雲平野・宍道湖・中海低地帯エリア：斐伊川が運んだ土砂によって形成された平野、汽水湖である宍道湖と中海など、変化に富んだ地形を見ることができます。また、この地域は古くから人々の生活と密接に関わってきた場所でもあります。
3. 南部丘陵山地エリア：山々に囲まれた静かなエリアで、温泉や峡谷など、自然の恵みを満喫できる場所です。

ジオパーク認定までの経緯

当初、「国引きジオパーク構想」として申請が行われましたが、神話との関連性が誤解を招く可能性があるとして、一度認定が保留されました。その後、名称を「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」に変更し、改めて申請した結果、日本ジオパークとして認定されました。

主なジオサイト

ジオパーク内には、以下のような見どころとなるジオサイトが点在しています。

島根半島エリア

出雲日御碕灯台：日本海を望む絶景スポットとして知られる灯台。
加賀の潜戸：海食によってできた洞窟で、自然の神秘を感じられる場所です。
地蔵崎：海蝕崖が続く海岸線で、岩礁や奇岩が美しい場所です。

出雲平野・宍道湖・中海低地帯エリア

稲佐の浜：国譲り神話の舞台として知られる海岸で、美しい砂浜が広がっています。
斐伊川：出雲平野を形成した川で、流域には豊かな自然が残っています。
嫁ヶ島：宍道湖に浮かぶ小さな島で、夕日の名所として知られています。
神戸川：出雲平野を流れる川の一つで、周辺の景観と合わせて楽しむことができます。
湯の川温泉：古くから人々に親しまれてきた温泉で、美しい自然の中でゆっくりと過ごすことができます。
大根島のスコリア丘、溶岩トンネル、湧水：火山活動によってできた地形や湧き水などを見ることができる貴重な場所です。

南部丘陵山地エリア

立久恵峡：花崗岩が浸食されてできた峡谷で、奇岩や滝などが見られます。
玉造温泉：美肌の湯として知られる温泉地で、多くの観光客が訪れます。

関連情報

隠岐ジオパーク：近隣にあるジオパークで、独自の地形や地質が特徴です。
山陰海岸ジオパーク：日本海に面した広大なジオパークで、多様な自然景観を見ることができます。

外部リンク

島根半島・宍道湖中海ジオパーク公式サイト
親しみやすい紹介サイト-「国引きの大地」
Facebook-島根半島・宍道湖中海ジオパーク
* Youtube-島根半島・宍道湖中海ジオパーク

島根半島・宍道湖中海ジオパークは、豊かな自然と歴史、文化が調和した魅力的な場所です。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してください。

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