川岸駅

川岸駅

概要

長野県岡谷市川岸東にある東日本旅客鉄道（JR東日本）中央本線の駅です。東海旅客鉄道（JR東海）が管轄する飯田線も乗り入れており、多くの列車が飯田線からの乗入れとなっています。天竜川沿いに位置し、周囲は山々に囲まれた自然豊かな環境です。2023年には新駅舎が完成しました。

歴史

1923年10月28日、中央本線の駅として開業し、旅客と貨物の取扱いを開始しました。その後、国鉄、JR東日本へと移管され、変遷を重ねてきました。貨物取扱いは1963年に廃止されました。1979年には業務委託駅となり、1984年には無人駅となりましたが、2005年には簡易型自動券売機が設置され、利便性が向上しました。2014年には東京近郊区間に編入され、2019年には自動券売機が撤去され乗車駅証明書発行機が設置されました。2021年には豪雨による土石流の被害を受けましたが、駅は復旧し、2023年には新駅舎が完成しました。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、駅舎とホームは跨線橋で連絡しています。ユニークなことに、跨線橋やホーム上屋の柱には古レールが使用されています。以前は開業当初からの木造駅舎でしたが、改築により新駅舎となりました。現在は岡[[谷駅]]管理の無人駅で、乗車駅証明書発行機が設置されています。ホーム上屋の改修工事完了後には番線表示が設置されました。

利用状況

利用状況は年によって変動がありますが、1日平均乗車人数は100人前後です。

2007年度：106人
2009年度：89人
2010年度：97人
2011年度：91人

駅周辺

天竜川の左岸（東岸）に位置し、東側には南アルプスが迫る山間部が広がっています。駅周辺は、川沿いに細長く民家や商店が立ち並び、駅舎のすぐ東側には沢があり、過去に何度も水害や土砂災害に見舞われています。2006年と2021年には大雨による土石流が発生し、甚大な被害を受けました。これを受け、砂防ダムの建設やハザードマップの見直しなどが行われています。駅周辺は、水田や畑が広がり、自然豊かな景観が残されています。

アクセスは、駅前に長野県道14号下諏訪辰野線が通り、中央自動車道も近くを通っています。中央自動車道上には川岸バスストップがあり、高速バスを利用できます。また、岡谷市民バスも運行されており、市民病院や周辺集落へのアクセスも可能です。駅周辺には、岡谷市役所川岸支所などがあります。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）中央本線（辰野支線）
岡[[谷駅]] - 川岸駅 - 平出信号場 - 辰野駅 (は廃止信号場)

参考文献

朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』5 中央本線、曽根悟 監修、朝日新聞出版、2009年8月9日。
長野鉄道管理局 編『写真でつづる長野鉄道管理局の歩み』長野鉄道管理局、1987年3月10日。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（川岸駅）：JR東日本

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