巨大ゾイド

巨大ゾイド

巨大ゾイドとは、タカラトミー（旧トミー）が展開する『ゾイド』シリーズに登場する大型兵器カテゴリーの通称です。主に、大型の電動モーター駆動キット、およびこれに類する大きさのゾイドを指します。

呼称の変遷

1983年に始まった「メカ生体ゾイド」シリーズ初期には、ゼンマイ駆動の小型・中型ゾイドと、電動モーター駆動のビガザウロが存在しましたが、明確なサイズ区分は設けられていませんでした。

「巨大ゾイド」という呼称が登場するのは、『ゾイドバトルストーリー』1巻と2巻の解説コーナーが中心です。ここでは、電動モーター駆動ゾイドが解説されていますが、明確に定義されているわけではありませんでした。ただし、ゼンマイ駆動キットや小型の電動モーター駆動キットは、巨大ゾイドとして扱われることはありませんでした。

バトルストーリー1・2巻で巨大ゾイドとして列挙されたゾイド

巨大ゾイド徹底図解：ウルトラザウルス、サーベルタイガー、ゾイドゴジュラス、アイアンコング、レッドホーン、ゴルドス、サラマンダー
巨大ゾイド完全図解：デスザウラー、ディメトロドン
巨大ゾイド戦力比較表：ウルトラザウルス、ゾイドゴジュラス、サラマンダー、ゴルドス、ゾイドマンモス、グスタフ、ビガザウロ、アイアンコング、サーベルタイガー、レッドホーン

第2期ゾイドシリーズで発刊された『ゾイド公式ファンブック』では、個別のゾイド解説に「巨大ゾイド」という表現が見られますが、ゴジュラスやデスザウラーを巨大ゾイドとする記述がある一方で、ゴルドスやアイアンコングを大型ゾイドと説明するなど、曖昧な点も残りました。

ゲーム作品においては、ゾイドのサイズが大型・中型・小型の3区分で設定されていることが一般的です。巨大（大型以上）に相当する区分が登場するのは、『ゾイドバトルカードゲーム』の「LL型」（ウルトラザウルス、マッドサンダー、ギルベイダーなど数種類のみ）などに限られます。

ゾイド第3期シリーズのゾイドワイルドでは、商品説明で「XL型 モーター動力」という表記があり、「超大型ゾイド」と題して紹介されています。

代表的な巨大ゾイド

ここでは、代表的な巨大ゾイドを紹介します。

ゴジュラス：ヘリック共和国の主力ゾイド。高い戦闘力と汎用性を誇ります。
デスザウラー：ガイロス帝国の象徴的なゾイド。圧倒的な破壊力を持つ。
ウルトラザウルス：ヘリック共和国の超巨大ゾイド。移動基地としても機能します。
アイアンコング：ゼネバス帝国の格闘戦用ゾイド。高い機動性とパワーを誇ります。
ゾイドマンモス：ヘリック共和国のマンモス型ゾイド。重装甲と高い積載量を持ちます。
ビガザウロ：ヘリック共和国の輸送用ゾイド。多数のゾイドを搭載可能です。
オルディオス: ヘリック共和国軍のペガサス型ゾイド。ギルベイダーに対抗するために開発された。
ガン・ギャラド: ギル・ベイダーに次ぐ飛行ゾイドとして開発されたガイロス帝国軍のドラゴン型ゾイド。
ゴルドス: ヘリック共和国軍のステゴサウルス型ゾイド。偵察による情報収集や敵の動きを正確に把握に特化している。
サラマンダー: ヘリック共和国空軍所属のプテラノドン型空戦ゾイド。
ディバイソン: ヘリック共和国が開発したバッファロー型突撃戦用ゾイド。重装甲かつ重武装を誇る。

まとめ

巨大ゾイドは、ゾイドシリーズを代表する魅力的なカテゴリーです。その迫力ある外観と、各ゾイドが持つ独自のストーリーは、多くのファンを魅了し続けています。

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