幸吉 (呼出)

幸吉（こうきち）は、1968年6月22日に生まれた大相撲の幕内呼出であり、本名を千場勝志（ちばかつし）といいます。宮城県仙台市宮城野区出身で、血液型はAB型です。

1984年5月場所に初土俵を踏み、呼出としてのキャリアをスタートさせました。1994年7月場所には呼出の番付制導入に伴い三段目呼出となり、その後、1995年1月場所に幕下呼出、1996年1月場所には十両呼出へと順調に昇進を重ねました。そして、2002年5月場所には幕内呼出へと昇進し、現在に至ります。

所属部屋は、大鳴戸部屋から始まり、桐山部屋、友綱部屋を経て、現在は大島部屋に所属しています。これは、相撲界の部屋制度における変遷を反映しています。

2022年7月場所13日目には、新型コロナウイルスの感染拡大により休場力士が多数出た影響で、幸吉が呼び上げる予定であった2番がいずれも不戦勝となりました。そのため、この日は呼び上げの出番がなくなり、異例の一日となりました。また、2024年3月場所5日目にも同様の状況が発生し、呼び上げの機会がないまま一日を終えました。

呼出は、力士の名前を呼び上げるだけでなく、土俵の整備や進行など、相撲の円滑な運営に不可欠な役割を担っています。幸吉は、長年にわたりその職務を全うし、相撲界を支える一人として活躍しています。

略歴

1984年5月場所: 初土俵
1994年7月場所: 三段目呼出
1995年1月場所: 幕下呼出
1996年1月場所: 十両呼出
2002年5月場所: 幕内呼出

参考文献

『令和五年大相撲力士名鑑』ベースボールマガジン社、2023年。

外部リンク

* 幸吉 - 日本相撲協会

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