広島県道61号三次庄原線

広島県道61号三次庄原線

概要

広島県道61号三次庄原線は、広島県の中東部に位置する三次市と庄原市を結ぶ、重要な地域幹線道路です。この路線は主要地方道として位置づけられており、両市間の円滑な交通に貢献しています。

路線データ

路線の起点は三次市石原町、具体的には国道375号が交わる地点に設定されています。一方、終点は庄原市板橋町の板橋町交差点で、ここでは国道183号（国道432号と重複）に接続します。路線の総延長は約22.1キロメートルに及びます。

起点: 三次市石原町（国道375号接続点）
終点: 庄原市板橋町・板橋町交差点（国道183号（国道432号重複）接続点）
総延長: 約22.1 km

歴史

本路線が主要地方道として現在の位置づけを得たのは、1993年（平成5年）5月11日のことです。この日、建設省（現在の国土交通省）により、県道三次庄原線が主要地方道三次庄原線として指定されました。

路線状況

広島県道61号三次庄原線は、地域間の連携を強化する上で重要な役割を担っています。特に、三次市三良坂町（旧三良坂町）の中心市街地においては、過去に道路の幅が狭く、交通のボトルネックとなっていました。この問題を解消するため、「沖江バイパス」の建設が進められました。

沖江バイパスは、本路線と広島県道78号三良坂総領線が交わる地点から、国道184号と広島県道224号三良坂停車場線が交わる地点の間を結ぶ新たなルートとして計画されました。このバイパスは2009年（平成21年）2月19日に開通し、市街地を迂回することで混雑緩和と安全性向上に大きく貢献しました。

バイパス開通後しばらくの間は、旧道と新道の双方が県道として指定されていましたが、2014年（平成26年）11月5日に県道区間が沖江バイパスルートに一本化されました。これにより、旧道の狭隘区間は県道としての指定を外れ、本路線における交通上の課題であった狭い区間は解消されました。

現在、本路線は三次市と庄原市の間を円滑に結ぶルートとして機能しています。

重複区間

以下の区間において、他の路線と重複しています。

国道184号（三次市三良坂町三良坂 地内）
広島県道440号羽出庭三良坂線（三次市石原町 - 三次市三良坂町三良坂）

地理

通過する自治体

本路線は、以下の2つの自治体を通過します。

三次市
庄原市

交差する道路

本路線が交差または接続する主な道路は以下の通りです。

国道375号（広島県道440号羽出庭三良坂線 重複）（三次市石原町、起点）
尾道自動車道 三良坂IC（三次市三良坂町長田）
国道184号（三次市三良坂町三良坂、広島県道440号羽出庭三良坂線 終点）
国道184号・広島県道224号三良坂停車場線（三次市三良坂町三良坂）
広島県道78号三良坂総領線（三次市三良坂町三良坂・沖江交差点）
広島県道441号七塚三良坂線（三次市三良坂町仁賀）
広島県道443号実留春田線（庄原市実留町）
広島県道442号実留山内線（庄原市一木町）
国道183号（国道432号 重複）（庄原市板橋町・板橋町交差点、終点）

沿線にある施設など

路線の沿線には、地域住民や観光客に利用される施設などが点在しています。代表的なものとしては、広大な敷地を持つ「国営備北丘陵公園」が挙げられます。

関連項目

広島県の県道一覧

外部リンク

広島県ホームページ（道路関連情報など）

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