廈門駅

廈門駅について

廈門駅は、中国福建省廈門市思明区に位置する、中国国鉄南昌鉄路局が管轄する主要な鉄道駅です。この駅は、鷹廈線と福廈線の終点であり、多くの旅客と貨物の輸送を担っています。

駅構造

廈門駅は地上駅で、単式ホーム1面と島式ホーム1面を備えています。この構造は、効率的な列車の発着と旅客の乗り降りを可能にしています。

所属路線

この駅は、以下の2つの主要な路線に所属しています。

鷹廈線: 鷹潭駅を起点とし、693.613kmの地点に位置し、この駅が終点です。
福廈線: 福州駅より276km、福州南駅より257kmの地点に位置し、この駅が終点です。

利用状況

廈門駅は、鷹廈線と福廈線の終点であるため、各地への始発列車が多数運行されています。特に北京や上海といった主要都市への列車が多く、1日の発着旅客列車は2010年5月時点で80本を超えています。2007年の統計では、出発旅客数は385.52万人に達し、旅客収入は5.99億元でした。また、高崎駅（旧廈門北駅・貨物駅）、集美駅、杏林駅、前場駅の4駅を管轄しています。

歴史

廈門駅の歴史は、1956年12月19日に鷹廈線が完成した際に建設されたことに始まります。翌年1957年1月6日には、上海から最初の貨物列車が到着し、同年4月12日には最初の旅客列車が到着し、三等客貨運総合駅として正式に営業を開始しました。1958年には、金門砲戦により中華民国軍の攻撃を受けました。当時の駅面積は800m²で、発着線は4本でした。1980年5月には大規模な改修工事が始まり、1983年5月1日に新しい駅舎が使用開始されました。この新しい駅舎は4階建てで、2つの待合ロビー、出札口、貸切及び貴賓待合室を含む総建築面積は8,575m²に及びます。1993年12月には、鷹廈線の電化が廈門駅まで到達し、1999年9月10日には一等旅客駅に昇格、2004年5月9日には南昌鉄路局の直轄となりました。現在3本目のホームを増設する工事が進められています。2010年4月26日には福廈線が開業しました。

隣の駅

中国国鉄 鷹廈線: 廈門高崎駅 - 廈門駅
廈門軌道交通 3号線: 曽厝垵駅 - 廈門火車駅 - 湖浜東路駅

駅周辺

駅周辺には、ウォルマートなどの商業施設があります。

出典

廈門駅（簡体字中国語）
福建省情資料庫—鉄路志：区段站（簡体字中国語）

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