弟子屈町立弟子屈中学校

弟子屈町立弟子屈中学校の概要

弟子屈町立弟子屈中学校は、北海道川上郡の弟子屈町に位置する公立の中学校です。現在の生徒数は216名で、8つの学級の他に特別支援学級が2つ設けられています。学校は釧路支庁によってへき地小規模校に分類されており、地域の教育に重要な役割を果たしています。

学校の歴史

この学校は1947年5月に「弟子屈村立弟子屈中学校」として設立されましたが、その年の7月に町制施行に伴い、「弟子屈町立弟子屈中学校」と改名されました。1948年には、校舎の一部が北海道庁立標茶農業高等学校の分校（定時制）として利用されました。

1949年には独立した校舎が建設されましたが、その後は何度も改築や大規模改造が行われました。しかし、老朽化が進んだ結果、耐震強度や断熱性の問題が指摘されるようになりました。そこで、学校給食センターの改築基本設計競技が行われたのち、文部科学省からエコスクールパイロット・モデル事業の認定も受けました。

さらに、国からの交付金や国土交通省のまちづくり交付金を活用し、2009年度には耐震改修や校舎の改築、給食センターの改築に着手しました。そして、2011年3月に新校舎が完成し、校舎、体育館、給食センターが一体化されました。この建物の完成に際して、11月20日には記念式典が盛大に開催されました。

弟子屈町は、鹿児島県東市来町（現在の日置市）との交流も行っており、姉妹都市として中学生同士の交流事業を推進しています。これは、阿寒横断道路の開通に携わった釧路土木現業所長の影響から開始されました。

学校の特徴

学校内では、カラマツの集成材を利用した天板の机が使われており、地域資源を活かした環境に優しい学校作りにも取り組んでいます。また、2007年には摩周湖温泉街に完成したなんだろう橋の名称が一般公募され、その中に弟子屈中学校の生徒が応募した作品が選ばれました。

アクセス

学校へのアクセスは、JR摩周駅からのバス利用が一般的です。この立地条件は地方の中学校ならではのもので、自然豊かな環境の中で学ぶことができます。

主な卒業生

弟子屈中学校の卒業生の中で特に有名なのが、和田禎嗣さんです。彼は全国中学校スケート大会の1000m部門で優勝し、その後2007年には冬季ユニバーシアード競技大会の代表選手に選ばれました。彼の活躍は、多くの若者にとっての励みとなっています。

まとめ

弟子屈町立弟子屈中学校は、美しい自然環境を背景に、地域に密着した教育を行っています。歴史や特色、優れた卒業生たちの存在が、この学校の誇りです。地域とともに成長し続ける学校であり、今後の活躍が期待されます。

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