往十里駅

往十里駅の概要

往十里駅（ワンシムニえき）は、韓国の首都ソウル特別市城東区杏堂1洞に位置する、ソウル交通公社と韓国鉄道公社（KORAIL）の共同で運営される重要な鉄道駅です。この駅には、ソウル交通公社の副駅名として城東区庁が設定されており、地域の交通の要所として機能しています。

乗り入れ路線

往十里駅には、以下の4つの路線が乗り入れています：

• - ソウル交通公社 2号線
• - ソウル交通公社 5号線
• - 韓国鉄道公社 京義・中央線
• - 韓国鉄道公社 盆唐線

それぞれの路線には駅番号が割り振られ、2号線は「208」、5号線は「540」、京義・中央線は「K116」、盆唐線は「K210」となっています。また、京義・中央線は正式には京元線ですが、運行上は京義・中央線として案内されています。

駅の歴史

往十里駅は1911年10月15日に「纛島駅（독도역）」として開業しました。その後の歴史において、以下のような重要な出来事がありました：

• - 1914年4月11日に往十里駅に改称。
• - 1978年12月9日、京元線の一部区間が電化され、広域電鉄としての機能を果たすようになりました。
• - 1980年10月31日に2号線が接続、乗り換え駅としての役割を果たすようになります。
• - 1995年11月15日、5号線が開通し、利便性が向上。
• - 2012年10月6日には盆唐線が開通し、さらに多様なアクセスが可能となりました。

駅構造

往十里駅の構造は、ソウル交通公社と韓国鉄道公社で異なります。まず、ソウル交通公社の部分では、2号線のホームは地下2階にあり、相対式2面2線の配置となっています。地下1階には改札があり、東側と西側の2か所の改札口があります。この部分にはフルスクリーンタイプのホームドアが設置されています。

また、5号線のホームは地下5階にあり、同様に相対式2面2線の構造です。改札は地下1階に設けられており、周辺にはダイソーが出店しています。

一方、韓国鉄道公社の部分は地上駅で、ビットフレックスという駅ビルに併設されています。ここには商業施設が豊富に揃い、映画館や飲食店が利用できます。ホームは1階にあって、島式で2面4線を有し、改札階は2階に設けられています。

駅周辺の施設

往十里駅の周辺には多くの教育機関や公共施設が存在します。特に大韓赤十字社、舞鶴女子高等学校や東馬中学校などが近隣にあり、地域コミュニティの中心としても機能しています。また、ソウル城東警察署や城東区役所、区立図書館も近いです。加えて、ショッピングモールや映画館、イーマートが入ったビットフレックスでは、買い物や娯楽も楽しむことができます。

利用状況

最近のデータによると、往十里駅の一日あたりの平均利用者数は増加しており、地域住民や通勤者にとっての重要な交通手段となっています。これにより、さらなる発展が期待されています。

まとめ

往十里駅は多くの路線が交差し、多彩な周辺施設が充実した交通のハブとして、多くの人々に利用されています。今後もこの駅は地域の生活を支える重要な役割を果たし続けるでしょう。

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