徐州駅

徐州駅は、中国江蘇省徐州市泉山区津浦西路に位置し、中国鉄路総公司（CR）上海鉄路局が管轄する駅です。この駅は、中国の鉄道網における重要な結節点であり、京滬線と隴海線の二大幹線が交差する場所にあります。

駅の概要

徐州駅は、単式ホーム1面と島式ホーム4面を有する地上駅です。駅の北側には大規模な操車場を持つ徐州北駅が隣接しており、両駅を含めた環状線により、各方面への列車の発着が可能です。また、徐州地下鉄1号線との乗り換えも可能で、都市交通の要としての役割も担っています。

所属路線

徐州駅には以下の路線が乗り入れています。

京滬線: 北京駅を起点として814km地点に位置し、終点の上海駅までは649kmです。
隴海線: 連雲駅を起点として223km地点に位置し、終点の蘭州駅までは1,536kmです。

駅の構造

徐州駅は、地上に位置する単式ホーム1面と島式ホーム4面で構成されています。北側には大規模な徐州北駅が隣接しており、操車場としての機能も持っています。これらの施設と環状線を活用し、効率的な列車の運行を実現しています。また、徐州地下鉄1号線が開通したことにより、鉄道と地下鉄間の乗り換えが可能となり、交通の利便性が向上しました。

利用状況

徐州駅は、毎日190本以上の様々な種別の列車が発着する、非常に利用頻度の高い駅です。多くの旅客や貨物がこの駅を経由し、地域の経済活動を支えています。

歴史

徐州駅は、その歴史の中で何度も拡張と改修を重ねてきました。以下に主な出来事をまとめます。

1909年: 津浦線（後の京滬線）の開通に伴い、徐州府駅として開業しました。
1913-14年: 駅の拡張と改造が行われました。
1915年5月: 隴海線の開封～徐州間が開通し、徐州駅は2つの幹線が交差する駅となりました。
1923年: 隴海線の徐州～海州（連雲港）間が開通し、さらに重要性が増しました。
1927年: 徐州駅に改称されました。
1958年: 津浦線の複線化に伴い、駅の拡張が行われました。
1990年: 駅の拡張改造が行われ、立体交差により4方向への通行が可能になりました。
1996年9月: 新駅舎が完成し、使用が開始されました。
2008年3月: それまで済南鉄路局が管轄していたのが、上海鉄路局に移管されました。
2008年9月1日: さらなる改造計画が開始されました。

これらの歴史を経て、徐州駅は現在の姿になりました。

隣の駅

徐州駅の隣接駅は以下の通りです。

京滬線

徐州北駅 - 徐州駅 - 高営駅

隴海線

大湖駅 - 徐州駅 - 徐州西駅

まとめ

徐州駅は、中国の主要な鉄道幹線が交わる重要な駅であり、長年の歴史の中で拡張と改修を重ねてきました。現在では、多くの列車が発着する中国鉄道の要衝として、重要な役割を担っています。

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