徳島運転所

徳島運転所

徳島運転所は、徳島県徳島市に位置する四国旅客鉄道（JR四国）の車両基地です。徳島駅に併設されており、運転士や車掌も所属しています。この運転所は、地域における鉄道輸送を支える重要な役割を担っています。

配置車両

2025年4月1日現在、徳島運転所に配置されている車両は以下の通りです。特急型車両は配置されていません。

所属略号
国鉄形車両：「四トク」（四＝JR四国、トク＝徳島の電報略号）
JR形車両：「徳」（＝徳島）

キハ40形気動車

2000番台が8両（2107, 2108, 2110, 2142, 2144, 2145, 2147, 2148）配置されています。全車ワンマン運転に対応していますが、2024年3月のダイヤ改正以降、ワンマン運転の定期運用はなく、キハ47形との併結運用のみとなっています。改造時にトイレは撤去されています。

主に高徳線・牟岐線（徳島 - 桑野間）・鳴門線で運用されています。過去には阿佐海岸鉄道阿佐東線でも運用されていました。

キハ47形気動車

0番台が9両（112, 114, 118, 145, 171, 173, 174, 177, 178）と1000番台が1両（1086）の計10両が配置されています。キハ40形とは異なり、ワンマン運転には対応していません。車内は冷房化改造されていますが、座席配置などは製造当時のままです。

高徳線・牟岐線（徳島 - 桑野間）・鳴門線で運用されています。

1000形気動車

7両（1003 - 1009）が配置されています。

高徳線・徳島線・牟岐線で運用されています。

1200形気動車

18両（1229 - 1232, 1235, 1244 - 1256）が配置されています。

1000形のうち、後述する1500形との併結運転に対応した改造を施した車両で、塗装も1500形に合わせたものとなっています。

高徳線・徳島線・牟岐線・鳴門線で運用されています。過去には、「サンライズ瀬戸」が琴平まで延長運転を行う場合、高松 - 琴平間で運用されることもありました。

1500形気動車

1500番台が15両（1501 - 1515）と1550番台が19両（1551 - 1569）の計34両が配置されています。

高徳線・徳島線・牟岐線・鳴門線で運用されています。過去には、「サンライズ瀬戸」が琴平まで延長運転を行う場合、高松 - 琴平間で運用されることもありました。

2024年度より、LED方向幕の設置や放送装置の更新が行われています。

歴史

徳島運転所は、その歴史の中で様々な変遷を経験してきました。

1910年（明治43年）5月：徳島機関庫開設
1926年（大正15年）：小松島に検車区が新設
1927年（昭和2年）：徳島機関庫が廃止、小松島機関庫を設置
1936年（昭和11年）2月：徳島 - 高松間高徳線開通に伴い、小松島機関区徳島支区を設置
1950年（昭和25年）4月：小松島客貨車区が発足
1961年（昭和36年）2月：徳島 - 中田間が牟岐線に統合。小松島機関区が廃止され、徳島支区は新設の徳島気動車区に吸収
1984年（昭和59年）2月：小松島客貨車区が徳島気動車区に吸収
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、四国旅客鉄道に移管
1989年（平成元年）4月：徳島車掌区との統合により徳島運転所が発足
2005年（平成17年） - 2006年（平成18年）：老朽化した建物類を全般的に改装

関連項目

日本の車両基地一覧

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