徳田駅 (石川県)

徳田駅

徳田駅は、石川県七尾市下町に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）七尾線の駅です。七尾市の南部に位置し、周辺には高等学校や特別支援学校などの教育施設が立地しているため、通学での利用が多いことが特徴です。

歴史

徳田駅は、1898年（明治31年）4月24日に七尾鉄道の駅として開業しました。当時の路線は、津幡仮停車場（現在の本津幡駅）から七尾駅、そして矢田新駅（後の七尾港駅）を結ぶものでした。その後、1907年（明治40年）7月1日に七尾鉄道が国有化され、帝国鉄道庁（国鉄）の駅となりました。1909年（明治42年）10月12日には、線路名称制定により七尾線の所属となっています。

1942年（昭和17年）5月には、駅付近に七尾航空機（株）の工場が設立されたことに伴い、通勤者の利便性向上のため駅舎が建て替えられました。これが2代目の駅舎となります。1958年（昭和33年）10月24日には、天皇・皇后の行幸を迎えるという出来事もありました。

1971年（昭和46年）11月15日には貨物の取り扱いが廃止され、旅客駅となりました。さらに、1972年（昭和47年）3月15日には荷物の取り扱いも廃止され、無人駅化されています。国鉄分割民営化により、1987年（昭和62年）4月1日からは西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となりました。

1998年（平成10年）には、3月10日に自動券売機が設置され、4月5日には現在の駅舎（3代目）が完成しました。2021年（令和3年）3月13日からは、ICカード「ICOCA」が利用可能となっています。

駅構造

徳田駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。交換設備を備えており、七尾鉄道部が管理する無人駅となっています。駅には自動券売機が設置されており、ICOCAなどの交通系ICカードが利用可能です。駅にはIC専用の簡易改札機が設置されています。

駅舎側（東側）が上りホーム、反対側（西側）が下りホームとなっており、両ホームは跨線橋で連絡しています。下りホーム側には待合室と簡易出入口があります。

駅舎は「ふれあいギャラリー」との合築となっており、七尾特別支援学校の生徒が作成したポスターが常設展示されています。

のりば

駅には案内上ののりば番号は設定されていません。駅舎側線路は一線スルーとなっており、通過列車は七尾方面、金沢方面の区別なく上り線を通過します。ただし、一般的な一線スルーとは異なり、上りと下りの本線は現在も分けられています。

駅周辺

東口
徳田駅前簡易郵便局
七尾コロサスキー場
久志伊奈太伎比咩神社
院内勅使塚古墳
国道159号
石川県道131号徳田停車場線
石川県道249号池崎徳田線

西口
石川県立七尾東雲高等学校
石川県立七尾特別支援学校
七尾市立朝日小学校

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）
■七尾線
能登二宮駅 - 徳田駅 - 七尾駅

参考文献

『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 48 小浜線 舞鶴線・七尾線 氷見線・城端線 越美北線』朝日新聞出版、2010年6月27日。
川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

徳田駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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