徳真鵬元久

德真鵬 元久について

德真鵬 元久（とくしんほう もとひさ）は、1984年5月13日に三重県松阪市で生まれた元大相撲力士です。本名は白塚 元久（しらつか もとひさ）で、愛称は「しらっち」です。彼は木瀬部屋に所属しており、最高位は2013年9月場所における西十両6枚目です。彼の身長は193cm、体重は231kg、血液型はA型です。

幼少期と学生時代

德真鵬は幼少期から身体が大きく、中学校に進学する頃には既に体重が100kgに達していました。松阪市立久保中学校を卒業後、三重高等学校に入学し、そこで柔道部に所属しつつも相撲にも参加し、国体の三重県代表に選ばれるほどの実力を持っていました。

その後、朝日大学に進学し、大学4年生の時には西日本選抜学生相撲大会で準優勝を果たし、全国学生相撲選手権大会でもベスト16に進出するなど相撲で活躍しました。大学卒業後の2007年に新弟子検査に合格し、角界にデビューしました。

相撲界でのキャリア

入門当初、德真鵬は前相撲での連勝を果たし、新序一番を確定させました。その後、成績を伸ばしながら一気に各段を昇進し、2009年には幕下西2枚目で迎えた場所で勝ち越しを果たし、9月には新十両に昇進しました。しかし、新十両初場所では成績が振るわず、すぐに幕下に戻ってしまいます。

その後も十両と幕下を行き来しながら、自身の力士としての位置を築いていきました。2013年には自己最高位である西十両6枚目に達しましたが、その後は成績が安定せず、一進一退の状況が続きました。2015年には十両に復帰するものの、再び幕下に陥落します。最終的に、2020年3月に東幕下47枚目で負け越し、その後は三段目に降格し、2020年6月に引退届を提出しました。

引退後の活動

引退後は母校である朝日大学に勤務することが決まり、将来的には相撲部のサポートにも関わる意向を表明しています。彼は「自分は関取になったが、幕内には上がれなかった。関取や幕内に上がるような力士を育てていきたい」との抱負を語っており、後進の指導に力を注ぐ姿勢を見せています。

2021年10月には母校で断髪式が行われ、彼の力士生活に区切りを付けました。

取り口と成績

德真鵬の得意技は突き押し、右四つ、寄り倒しで、特に体格を活かした取り口が特徴的でした。通算成績は382勝373敗で、十両成績は187勝218敗という成績を残しています。各段の優勝は幕下で1回達成しており、彼の相撲界での存在感は多くのファンに印象を残しました。

师弟の育成を目指す德真鵬の今後の活動が期待されます。

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