愛知県第6区 (中選挙区)

愛知県第6区について

愛知県第6区は、1967年に名古屋市全域から一部が切り離され、新たに設立された衆議院の選挙区です。この選挙区はその後、1993年まで存続しました。初めは定数3名でしたが、1976年の選挙からは定数が4名に増加しました。選挙区の名称に関して触れると、特に愛知県における政治情勢や議員選出にて重要な役割を果たしてきた地域です。

区域の変遷

1975年に公職選挙法が改正される際、愛知県第6区の区域は次のように定義されていました（定数4）：

• - 名古屋市 昭和区
• - 名古屋市 瑞穂区
• - 名古屋市 熱田区
• - 名古屋市 中川区
• - 名古屋市 港区
• - 名古屋市 南区
• - 名古屋市 緑区
• - 名古屋市 天白区

また、1964年の公職選挙法改正当時の区域は、定数3名として同様の地域が含まれていました。特に1975年には、新たに名東区が設立されたことに伴い、昭和区の一部が旧愛知1区に戻され、愛知県第6区の範囲が縮小されるという変動もありました。

選挙結果を振り返る

愛知県第6区では、1979年から1993年にかけて実施された衆議院議員総選挙の結果が記録されています。以下はその概要です：

• - 第40回衆議院議員総選挙（1993年7月18日）: 有権者数 833,480人、投票率 59.49%
• - 第39回衆議院議員総選挙（1990年2月18日）: 有権者数 795,138人、投票率 65.43%
• - 第38回衆議院議員総選挙（1986年7月6日）: 有権者数 749,419人、投票率 60.37%
• - 第37回衆議院議員総選挙（1983年12月18日）: 有権者数 724,191人、投票率 58.95%
• - 第36回衆議院議員総選挙（1980年6月22日）: 有権者数 701,713人、投票率 67.07%
• - 第35回衆議院議員総選挙（1979年10月7日）: 有権者数 695,975人、投票率 59.52%

この期間内の最高投票率は、第34回衆議院議員総選挙の69.03%であり、1976年12月5日に実施されました。

議員の選出

愛知県第6区においては、歴代の議員たちが選出され、地域の声を国政に届けていました。辻・赤松氏が愛知1区選出議員として分割前から活動し、塚本氏は愛知2区からの鞍替えで出馬しました。草川氏はその後、1976年の選挙において公明党から推薦を受け、無所属として愛知2区から立候補し、国政に進出しました。これにより、愛知県第6区は終焉を迎えながらも、地域の政治における重要なストーリーを持っています。

まとめ

愛知県第6区は、名古屋市内の特定区域を代表する重要な選挙区であり、地域の政治的な変遷や選挙結果から、愛知県の政治文化を探る手掛かりとなります。特に議員選出や地域の発展との関連を考えると、この区の歴史は日本の政治における二大政党制の影響や、地域特有の課題への取り組みを知るうえでも非常に興味深いものです。

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