我孫子駅 (大阪府)

我孫子駅：大阪の南、住吉区の賑わいの中心

Osaka Metro御堂筋線沿線、大阪市住吉区苅田にある我孫子駅(M27)は、多くの利用客で賑わう活気ある駅です。駅名は漢字表記が正式名称ですが、案内表示では平仮名表記「あびこ駅」が用いられています。これは、読みやすさを考慮した措置であり、千葉県にある同名の駅と区別するためではありません。

歴史と変遷

御堂筋線の西田辺駅から我孫子駅間が開通した昭和35年'>[1960年]昭和62年'>[7月1日]]、我孫子駅は終着駅として開業しました。その後、1987年][4月18日には御堂筋線が中百舌鳥駅まで延伸され、途中駅となりました。2018年][[4月1日には大阪市交通局の民営化に伴い、Osaka Metroの駅となりました。2021年(令和3年)7月24日には可動式ホーム柵が設置され、安全性が向上しました。

駅構造と特徴

地下駅である我孫子駅は、相対式ホーム2面2線構造です。改札口は4ヶ所あり、ホーム間は2本の連絡通路で繋がっています。バリアフリー対策として、エスカレーターやエレベーターも設置されています。各ホームには多機能トイレも完備されています。当初は高架駅として計画されていましたが、設計変更により地下駅となりました。

始発列車と臨時列車

我孫子駅は、中百舌鳥車庫からの回送列車による始発上り1本と、平日朝ラッシュ時の通勤客向けの始発列車が複数設定されています。過去には夕方にも設定されていましたが、現在は朝ラッシュ時のみとなっています。長居陸上競技場やなにわ淀川花火大会開催時には、臨時列車の運行も行われます。

我孫子検車場と周辺環境

駅の中百舌鳥寄りにはかつて我孫子検車場への出入庫線があり、御堂筋線と四つ橋線の車両の整備・検査を行っていました。騒音問題や御堂筋線の車両増備計画などを背景に、2006年頃に閉鎖され、現在は浅香中央公園、住吉スポーツセンター、大阪市立我孫子南中学校などの施設が建設されています。検車場跡地には、30系車両の記念碑も設置されています。現在、この引き上げ線は、平日朝ラッシュ時の折り返し列車に使用されています。

あびこ観音と節分厄除大法会

我孫子駅周辺には、日本最古の観音霊場である吾彦山大聖観音寺（あびこ観音）があります。毎年2月1日から7日にかけて行われる「節分厄除大法会」は、多くの参拝客で賑わい、駅周辺は屋台が立ち並び大変な賑やかさとなります。

利用状況と周辺施設

2020年11月10日時点の1日平均乗降人員は約31,280人で、天王寺駅以南の御堂筋線では中百舌鳥駅に次ぐ規模です。駅周辺は商店街、スーパー、ドラッグストア、マンション、医療機関などが立ち並び、活気に満ち溢れています。また、大学や高校も多く、学生の姿も多く見られます。

駅周辺には、あびこ中央商店街、プラザあびこをはじめとした商業施設、大阪公立大学杉本キャンパス、関西医療学園専門学校など多くの学校、あびこ病院などの医療機関、そして我孫子公園、浅香中央公園などの緑地も整備されています。交通機関は、大阪シティバス、北港観光バスの路線が乗り入れています。JR阪和線我孫子町駅も徒歩圏内にあります。

まとめ

我孫子駅は、歴史と文化、そして商業と教育が融合した、大阪の南を代表する活気ある駅です。Osaka Metro御堂筋線の重要な拠点として、地域の生活に密着した役割を担っています。あびこ観音や周辺の施設との繋がりも深く、地域住民にとって欠かせない存在となっています。

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