戸塚町 (横浜市)

戸塚町について

戸塚町は、神奈川県横浜市戸塚区の中部に位置する、丁番を持たない単独の町名です。住居表示は未実施で、「塚」の字は旧字体の「塚」が用いられることもあります。

地理

戸塚区の中央に位置し、戸塚駅の南西側に南北にやや長く広がっています。北東部には吉田町の飛地があり、東側には柏尾川が流れています。南は栄区と接しており、面積は3.307平方キロメートルと区内最大の町です。戸塚駅周辺は横浜市の副都心として位置づけられ、戸塚区役所、戸塚郵便局などの官公署、商業施設、金融機関が集中しています。1986年には東口に再開発ビル「ラピス戸塚」がオープンし、西口でも再開発が進められ、2009年11月にはサクラス戸塚、2010年4月にはトツカーナが開業しました。町の南部は主に住宅地となっています。

かつては、柏尾川沿いや戸塚駅北側に日立製作所やブリヂストンの工場がありましたが、2000年代から2010年代にかけて縮小が進み、現在はほとんどが撤退しています。

地価

住宅地の地価は、2024年1月の公示地価によると、戸塚町字十ノ区1877番6の地点で1平方メートルあたり14万4000円、戸塚町字六ノ区2705番33外の地点で1平方メートルあたり14万9000円、戸塚町字十八ノ区3515番33の地点で1平方メートルあたり18万1000円、戸塚町字十四ノ区2833番217の地点で1平方メートルあたり17万8000円となっています。2024年7月の神奈川県地価調査では、戸塚町字十ノ区1877番6の地点で1平方メートルあたり14万7000円、戸塚町字八ノ区1055番7外の地点で1平方メートルあたり14万6000円、戸塚町字二十一ノ区4948番6の地点で1平方メートルあたり39万4000円となっています。

歴史

戦国時代には山角定勝がこの地を治めていました。江戸時代には、東海道五十三次の戸塚宿として古くから栄え、多くの人々が行き交いました。1889年（明治22年）には、鎌倉郡戸塚町が吉田町・矢部町と合併し、1939年（昭和14年）4月1日には横浜市に編入され、戸塚区戸塚町となりました。

古くは富塚と書かれていましたが、慶長年間頃に戸塚とも表すようになりました。富塚の表記は、現在でも富塚八幡宮や横浜富塚郵便局などにその名残を見ることができます。

世帯数と人口

2024年8月31日現在の横浜市の発表によると、戸塚町の世帯数と人口は以下の通りです。

（データは省略）

学区

市立小・中学校に通う場合の学区は、2023年4月時点で以下のようになっています。

（データは省略）

事業所

2021年の経済センサス調査によると、戸塚町の事業所数と従業員数は以下の通りです。

（データは省略）

交通

町北部にはJR東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、上野東京ラインが南北に走り、横浜市営地下鉄ブルーラインが東西に通っています。これらの路線は戸塚駅で交差しており、交通の要所となっています。また、町の北から南西にかけては国道1号（東海道および戸塚道路）、戸塚バスセンター前交差点からは西に県道横浜伊勢原線（長後街道）が通っています。

主要な施設

戸塚町には、以下の主要な施設があります。

戸塚区役所
戸塚郵便局
戸塚警察署
ハローワーク戸塚
横浜市立南戸塚小学校
横浜市立下郷小学校
横浜市立戸塚小学校
横浜市立戸塚中学校
横浜市立南戸塚中学校
戸塚穴守稲荷社
平成横浜病院

その他

郵便番号：244-0003（集配局：戸塚郵便局）
警察管轄：戸塚警察署

関連項目

戸塚町 (曖昧さ回避)

参考資料

* 『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』2006年4刷 昭文社 ISBN 9784398626998

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