拓北駅

拓北駅（たくほくえき）

拓北駅は、北海道札幌市北区拓北6条3丁目に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）札沼線（学園都市線）の駅です。駅番号はG09で、電報略号はタク。事務管理コードは▲130218です。

歴史

この地域は、篠路の中でも特に泥炭地が多く、農業開発が困難な場所でした。しかし、1963年（昭和38年）に北海道勤労者住宅生活協同組合（住宅生協）が「ひまわり団地」を造成したことにより、宅地化が急速に進み、約500戸が居住するようになりました。当時、団地から札幌都心へ向かうためには、バスを利用するか、既存の篠路駅まで徒歩で行くしかありませんでした。

この状況を受け、住宅生協は新駅設置の費用を全額負担することを申し出ました。1966年（昭和41年）には、札幌市議会議長名で運輸大臣と国鉄総裁宛てに駅設置の請願が行われ、その結果、1967年（昭和42年）に当駅（当初の名称は東篠路駅）が開業しました。

年表

1967年（昭和42年）12月15日：日本国有鉄道（国鉄）札沼線の東篠路駅（ひがししのろえき）として開業。当初は旅客のみを取り扱う業務委託駅で、単式ホーム1面1線でした。
1984年（昭和59年）4月1日：桑園駅駅長の管理下に置かれます。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR北海道の駅となります。
1991年（平成3年）3月16日：札沼線に「学園都市線」の愛称が設定されます。
1995年（平成7年）3月16日：拓北駅（たくほくえき）に改称。駅構内の複線化に伴い、上り線と1番ホームが増設され、2面2線となります。跨線橋も設置されましたが、複線化完了までの間は2番ホームの使用が停止されました。また、駅舎も改装されました。
1997年（平成9年）3月22日：札沼線（学園都市線）のうち、当駅を含む篠路駅 - あいの里教育大駅間が複線化。当駅から北側は上り線が増設されました。
1998年（平成10年）12月31日：自動改札機が設置され、使用が開始されます。
2000年（平成12年）：札沼線（学園都市線）のうち、当駅を含む桑園駅 - 石狩月形駅間に自動進路制御装置 (PRC) が導入されます。
2006年（平成18年）1月：自動列車案内装置が導入され、方向別の案内用液晶ディスプレイが設置されます。
2007年（平成19年）10月1日：駅番号が設定され（G09）となります。
2008年（平成20年）10月25日：ICカード「Kitaca」が使用開始されます。
2012年（平成24年）6月1日：札沼線（学園都市線）のうち、当駅を含む桑園駅 - 北海道医療大学駅間が電化（交流20,000V・50Hz）されます。
2017年（平成29年）
3月15日：南口駅舎が移転しました。
3月30日：エレベーターが設置されました。

駅名の由来

当初は篠路駅の東に新設されたことから「東篠路」と命名されましたが、住民の要望により、以前から字名として使用されていた「拓北」に改称されました。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。駅舎は北側に位置しています。
桑園駅が管理する業務委託駅（北海道ジェイ・アール・サービスネットが受託）であり、北口にはみどりの窓口、自動券売機、話せる券売機、自動改札機（Kitaca、磁気券に対応）が設置されています。南口は無人であり、簡易自動券売機と簡易自動改札機（Kitaca、磁気券に対応）が設置されています。

のりば

（出典：JR北海道：駅の情報検索）

利用状況

2022年（令和4年）度の1日平均乗車人員は1,987人です。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅前には商店街は形成されていません。周辺は住宅地ですが、500メートルほど離れると畑や牧場が広がっています。東と南西には、隣の駅まで住宅が連なっています。

札幌拓北郵便局
北陸銀行麻生支店東篠路出張所
北海道札幌英藍高等学校
札幌市立篠路中学校
札幌市立拓北小学校
札幌三育小学校
北海道拓北養護学校
北海道中央バス（石狩営業所）「ひまわり団地」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）
■札沼線（学園都市線）
篠路駅 (G08) - 拓北駅 (G09) - あいの里教育大駅 (G10)

脚注

出典

札幌の都市交通データ
報道発表資料
新聞記事

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
請願駅

外部リンク

* 拓北｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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