救急車緊急退出路

救急車緊急退出路について

救急車緊急退出路は、高速道路と医療機関を効果的に接続するために設置された専用の道路です。これにより、救急車による患者の搬送時間を短縮し、迅速な医療を提供することが目的とされています。この路線は一般車両が通行することを許可されておらず、最高の緊急医療対応を実現するために特別に設計されています。

設置エリアの詳細

北海道地区

• - E5A 札樽自動車道: 手稲ICから銭函ICまでの区間に設置されており、金山PAに併設されています。この緊急退出路は「緊急開口部」としても機能し、北海道立子ども総合医療・療育センターと接続しています。

東北地区

• - E4A 青森自動車道: 青森中央ICと青森東ICの間に位置し、青森県立中央病院に接続。
• - E45 三陸沿岸道路: 大船渡碁石海岸ICから大船渡ICまでの間は、岩手県立大船渡病院と結べるようになっています。また、久慈ICから久慈北ICの間でも設置されており、岩手県立久慈病院に接続しています。
• - E46 釜石自動車道: 釜石仙人峠ICから釜石JCTまでの区間で、岩手県立釜石病院と連携しています。
• - E13 東北中央自動車道: 湯沢ICから三関ICまでの間で、雄勝中央病院と接続されています。
• - E7 秋田自動車道: 秋田中央ICから秋田北ICの間に設置されており、秋田大学医学部附属病院の直接的なアクセスを可能にしています。
• - E48 山形自動車道: 山形北ICから山形JCTまでを含み、山形県立中央病院と接続。
• - E4 東北自動車道: 古川ICから三本木PAの間に設置されています。

関東地区

• - E1 東名高速道路: 伊勢原JCTから秦野中井ICまでの区間では、東海大学医学部付属病院との接続を持っています。
• - E50 北関東自動車道: 太田桐生ICから足利ICの間に足利赤十字病院と直接結びついています。

中部地区

• - E7 日本海東北自動車道: 加治川紫雲寺BSから中条IC間で、新潟県立新発田病院へのアクセスを促進しています。
• - E49 磐越自動車道: 三川ICと安田IC間に設けられており、阿賀野川SAの下り線に併設されています。
• - E19 中央自動車道: 岡谷JCTと伊北ICの間で、緊急車両用出入口として機能します。

近畿地区

• - E2 山陽自動車道: 三木東ICから三木小野IC間に設けられており、三木SA上下線に併設された緊急車両用出入口があります。
• - E2A 中国自動車道: 宝塚ICと西宮山口JCT間、および加西ICと福崎ICの間にまたがる形で設置され、いずれも緊急車両用出入口とされています。
• - E42 紀勢自動車道: 南紀田辺ICから上富田IC間に設置されており、紀南病院と接続しています。

中国地区

• - E2 山陽自動車道: 福山東IC内に設けられており、福山市民病院へのアクセスがあります。

過去に設置されていた箇所

最近では、いくつかの緊急退出路が閉鎖されました。例えば、E45三陸沿岸道路の石巻河南ICから河北ICの間は、石巻女川ICの開通に伴い運用が停止されました。また、九州地区にモ存在していたE34長崎自動車道内の緊急退出路も、木場スマートインターの開通に伴い閉鎖されたことがあります。

まとめ

このような救急車緊急退出路は、効率的な医療提供と迅速な患者搬送のために不可欠です。今後も地域における救急医療体制の強化が期待されています。

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