斗井駅

斗井駅（トゥジョンえき）

斗井駅は、大韓民国忠清南道天安市西北区斗井洞に位置する韓国鉄道公社（KORAIL）の駅です。この駅は、京釜線と天安直結線の2つの路線が乗り入れています。特に天安直結線は、斗井駅が起点であり、駅の南側で京釜線から分岐し、隣の天安駅で長項線に接続します。長項線に直通する電車は全てこの直結線を経由するため、非常に重要な役割を果たしています。

駅の構造

斗井駅は地上駅として設計されており、島式ホームが2面あり、合計で4本の線路と3本の通過線を持っています。このため、全体で7本の線路が配置されています。駅は橋上駅舎を有し、利用者は1つの出口から出入りします。首都圏電鉄1号線の電車が停車することが特徴で、駅番号はP168に割り当てられています。

利用状況

この駅の利用者の多くは学生で、学期中は1日あたり約9000人の乗車がある一方、休暇中はその数が約4000人にまで減少します。近年では、学期と休暇の影響を受けた乗車人員の推移が観察されています。特に学生が多いことから、学校へのアクセスとしても重要な役割を担っています。

駅周辺

斗井駅は天安の中心市街地の北辺に所在し、周囲には多くの教育機関があります。具体的には、天安新垈初等学校、韓国技術教育大学校第2キャンパス、公州大学校天安キャンパス、白石大学校、湖西大学校天安キャンパスなどが近隣にあります。また、地域の文化や生活を支える施設も点在しており、富城１洞住民センターや富城治安センターもその一部です。さらに、京釜高速道路の天安インターチェンジも近接しており、交通の要所としての側面もあります。

歴史

斗井駅は、1979年6月15日に信号場として開業しました。1987年7月には天安駅の管理に指定され、その後、2005年1月20日に京釜電鉄線の延伸開業に合わせて信号場から駅に昇格しました。このように、地域の交通インフラの発展と共に、駅も進化を遂げてきました。

副駅名の問題

2006年には、白石大学校が副駅名の使用料として1億3600万ウォンを支払い、副駅名を「白石大学校」に決定しようとしました。しかし、近隣の他の大学からの苦情により副駅名の追加は保留され、その結果、白石大学校の反発が起きたことも報告されています。

隣の駅

斗井駅の隣駅は下記の通りです。

• - 成歓駅 (P166)
• - 天安駅 (P169)

利用者は、A急行やB急行、緩行線を利用してこれらの駅にアクセスできます。

このように、斗井駅は天安地域内の重要な交通拠点となっており、今後の発展も期待される駅です。

もう一度検索