新三郷駅

新三郷駅の概要

新三郷駅は、埼玉県三郷市新三郷ららシティ二丁目にある、JR東日本武蔵野線の駅です。駅番号はJM18。周辺は「新三郷ららシティ」として開発が進み、大型商業施設や住宅地が広がっています。

歴史

1985年3月14日に国鉄の駅として開業しました。開業当初は、武蔵野操車場を挟む形で上下線のホームが360mも離れており、「世界一ホームが離れている駅」としてギネス世界記録に掲載されていました。このため、改札口も上下線で別々に設置され、ホーム中央には跨線橋がありました。

1987年4月1日の国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。1999年3月20日には、上下線が下り線側に統合され、橋上駅舎化と改札口の統合が行われ、現在の形になりました。2001年11月18日にはICカード「Suica」が利用可能となり、2007年には指定席券売機が導入されましたが、みどりの窓口は営業を終了しました。2008年には駅のリニューアルが行われ、駅舎の改修、自動精算機や自動改札機の増設などが行われました。また、同時に駅住所も変更されています。

駅構造

新三郷駅は、相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有しています。かつては上下線のホームが離れていましたが、1999年に下り線側に統合されました。この統合にあたっては、地元住民と三郷市の間で議論がありましたが、最終的に下り線側に統合する形となりました。駅業務はJR東日本ステーションサービスに委託されており、吉川美南駅が管理しています。早朝・深夜の一部時間帯は無人となります。

駅の改札口は、ららぽーと新三郷の開業による利用者の増加に対応するため、改良が行われました。具体的には、精算窓口のブース化、自動改札機・自動精算機の増設、ららぽーと混雑時の臨時出口の設置などが行われました。駅構内には、トイレ（多機能トイレ併設）、自動改札機、指定席券売機、エスカレーター（上りのみ）、エレベーターが設置されています。また、コインロッカー、自動販売機、NEW DAYS、STATION BOOTHなども設置されており、駅カラーはエメラルドです。

のりば

1番線: 西船橋・東京方面
2番線: 府中本町・大宮方面

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は13,399人です。武蔵野線内26駅中19位となっています。2008年度にイケア新三郷がオープンしたことで乗車人員が増加し、2009年度にはららぽーと新三郷とコストコホールセールがオープンしたことで大幅に増加しました。しかし、吉川美南駅の開業後は微減傾向にあります。

駅周辺

新三郷駅は、みさと団地・さつき平団地（三郷ニュータウン）の最寄り駅です。駅周辺は、「新三郷ららシティ」として再開発が進められ、大型商業施設や住宅地が広がっています。駅前には「そら豆」をモチーフとしたオブジェが設置されています。

また、駅周辺の道路も整備され、駅前広場の改修やペデストリアンデッキの設置も行われています。駅前ロータリーからは、IKEA方面への左折のみが可能となっています。公共施設としては、新三郷ららシティがあります。

バス路線

駅には東武バスセントラル、メートー観光、埼玉観光、マイスカイ交通による路線バスが乗り入れています。特に西口バスターミナルには多くのバス路線が発着しています。

隣の駅

JR東日本 武蔵野線

三郷駅 (JM17) - 新三郷駅 (JM18) - 吉川美南駅 (JM19)

脚注

記事本文、注釈、出典については省略。

参考文献

三好好三、垣本泰宏『武蔵野線まるごと探見』JTBパブリッシング、2010年2月1日

関連項目

武蔵野操車場
日本の[[鉄道駅]]一覧
過去の鉄道に関する日本一の一覧
過去に似た構造を持っていた駅
東新潟駅
久宝寺駅

外部リンク

* 駅の情報（新三郷駅）：JR東日本

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