新函館農業協同組合

新函館農業協同組合（JA新はこだて）は、北海道渡島・檜山地方の広範囲を事業区域とする農業協同組合です。本所を北海道北斗市に置き、道南地域の農業を支える重要な役割を担っています。

広域合併による発足

1995年に旧若松農協と大成町農協が合併したのを皮切りに、1998年には落部、八雲町、長万部町の各農協が合併して北渡農協が発足しました。さらに1999年には、江差、熊石町、上ノ国町、乙部町、奥尻の各農協が統合し、ひやま南農協が誕生しました。そして、2002年、これらの農協に加え、函館市、上磯町、渡島大野、知内、木古内町、七飯町、渡島森、砂原町、厚沢部町、瀬棚町の農協、そして北渡農協とひやま南農協の一部を加えた計13農協が合併し、現在の新函館農協が発足しました。2023年には北檜山農業協同組合を編入し、せたな中央支店を設置するとともに、組織再編を行い、支店と営農センターの体制を整備しました。北海道の農協は広大な地域をカバーするため、これほど大規模な合併は珍しく、道南地方全体を営業区域とする広域農協として、特筆すべき存在となっています。

多様な農産物と畜産

新函館農協の管轄地域では、多種多様な農産物、畜産物、花卉が生産されています。特に馬鈴薯は地域全体で栽培されており、七飯町ではカーネーションが特産品として知られています。また、北部地域では乳牛や畜産も盛んに行われています。これらの生産物は、地域の食卓を豊かにし、経済を支える重要な資源となっています。

各地の事務所

新函館農協は、広大な地域をカバーするため、各地に事務所を設けています。以下に主な事務所を一覧で示します。

本店（北斗市本町1丁目1-21）
大野基幹支店（本店内）
上磯支店（北斗市中野通324-2）
七重浜支店（北斗市七重浜4丁目38-5）
東前事業所（北斗市東前62）
知内基幹支店（上磯郡知内町字重内66-102）
木古内支店（上磯郡木古内町字本町545-1）
七飯基幹支店（亀田郡七飯町本町3丁目18-52）
大沼支店（亀田郡七飯町字大沼町779-3）
大中山支店（亀田郡七飯町大川6丁目2-8）
函館支店（函館市湯川町3丁目16-9）
森基幹支店（茅部郡森町森川町278-2）
濁川事業所（茅部郡森町字濁川231-19）
八雲基幹支店（二海郡八雲町末広町161）
落部支店（二海郡八雲町落部28）
長万部支店（山越郡長万部町字長万部450）
厚沢部基幹支店（檜山郡厚沢部町新町183-3）
館支店（檜山郡厚沢部町館町137）
鶉支店（檜山郡厚沢部町鶉町16）
江差支店（檜山郡江差町字水堀町51）
乙部支店（爾志郡乙部町字館浦494-1）
上ノ国支店（檜山郡上ノ国町字大留246）
奥尻事業所（奥尻郡奥尻町字青苗323-1）
若松基幹支店（久遠郡せたな町北檜山区若松300-1）
* せたな支店（久遠郡せたな町瀬棚区本町485-1）

子会社と関連団体

新函館農協の子会社として株式会社新はこだて協同があります。また、関連団体として日本の[[農業協同組合一覧]]、農業協同組合、函館市亀田農業協同組合、今金町農業協同組合があります。さらに、渡島総合振興局と檜山振興局は、新函館農協の主な営業区域となっています。

外部リンク

新函館農業協同組合の公式サイトはこちらです。
JA新はこだて ホームページ《新函館農業協同組合》

新函館農協は、道南地方の農業を支える重要な組織として、今後も地域の発展に貢献していくことが期待されます。

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