新竹駅

新竹駅（シンチューえき、しんちくえき）

新竹駅は、台湾新竹市東区に位置する台湾鉄路管理局（台鉄）の駅です。縦貫線と内湾線が乗り入れ、多くの列車が停車します。特に内湾線は当駅が実質的な始発駅となっており、近隣の駅へのアクセスも便利です。

歴史

新竹駅の歴史は古く、1893年に清国によって最初の駅が建設されました。現在の駅舎は、日本統治時代の1913年3月31日に完成した4代目で、台湾で最も古い駅舎として現存しています。この駅舎は、バロック建築とゴシック建築が融合した美しいデザインで、台湾総督府鉄道局の建築士、松崎万長によって設計されました。

1994年からは、台湾の学者や有志者たちによる保存運動が展開され、その結果、1998年6月23日に台湾の国定古蹟に指定されました。これにより、歴史的価値の高い駅舎が保護されることになりました。

2013年には、開業100周年を迎えたニューヨークのグランド・セントラル駅と姉妹駅となり、2015年には東京駅とも姉妹駅となりました。

利用可能な路線

新竹駅では、以下の路線が利用可能です。

縦貫線
内湾線

ほとんどの列車が停車しますが、一部の速達タイプの自強号は通過します。内湾線は、隣の北新竹駅を経由して当駅が始発駅となり、竹中駅を経由して六家線の六家駅にも直通しています。

駅構造

駅は地上駅で、相対式ホームと島式ホームを合わせた3面5線の構造を持っています。

利用状況

新竹駅は、多くの乗客に利用されており、特に通勤・通学時間帯は多くの人で賑わいます。駅の利用者数は年々変動しており、台湾の経済状況や社会情勢を反映しています。

駅周辺

新竹駅周辺には、多くの商業施設や観光スポットがあります。駅前には広場や商店街が広がり、活気があります。主な周辺施設は以下の通りです。

駅前広場
駅前商店街
新竹城/新竹之心（迎曦門）
新竹都城隍廟
新竹市城隍廟夜市
太平洋そごう
大遠百 新竹店
光南大批発 新竹店
東門市場
新竹貨駅
新光三越新竹中華店
中正路
北門街商圈（古い町並み）
新竹空港
新竹青山宮
新竹客運総站、北站（市外路線バスターミナル）
新竹轉運站（高速バスターミナル）
新竹鉄道芸術村
台1線（中華路）
護城河（濠）
遠東巨城購物中心（ショッピングモール）
威秀影城
新竹市文化局影像博物館
新竹市政府（旧新竹州庁）
新竹市美術館及開拓館（旧新竹市役所）
新竹市東区東門国民小学
新竹女中（女子高校）
新竹機務段南新竹機務分駐所

これらの施設は、新竹を訪れる人々にとって、観光やショッピングの拠点となっています。

バス路線

新竹駅からは、市内各地や近郊へ向かうバスが多数運行しています。駅前のバスターミナルからは、長距離バスも発着しており、交通の要所となっています。

隣の駅

台湾鉄路管理局

縦貫線北段：北新竹駅 - 新竹駅 - 三姓橋駅
内湾線・六家線：新竹駅 - 北新竹駅

脚注

本記事の内容は、2023年11月現在の情報に基づいています。最新の情報は、公式ウェブサイト等でご確認ください。

関連項目

台湾古跡一覧
台湾の鉄道駅一覧

外部リンク

台湾鉄路管理局
新竹車站 - ウェイバックマシン（2019年7月5日アーカイブ分） （繁体字中国語）
* Hsinchu Station - ウェイバックマシン（2009年3月3日アーカイブ分） （英語）

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