新美潤 (1979年入省)

新美潤（にいみ じゅん）氏は、1956年1月27日生まれの日本の外交官です。神奈川県出身で、1979年に東京大学法学部第三類を卒業後、外務省に入省しました。

外交官としてのキャリアは、1995年の在イラン日本国大使館一等書記官から始まり、翌年には同大使館の参事官に昇進しました。その後、1998年には外務省大臣官房海外広報課長、2000年には大臣官房領事移住部領事移住政策課長、2001年には大臣官房領事移住部政策課長、さらに同年、大臣官房在外公館課長を歴任しました。

2003年からは在ロシア日本国大使館公使、2006年には在タイ日本国大使館公使および東・東南アジア地球科学計画調整委員会（CCOP）常駐代表を務めるなど、国際的な舞台で活躍しました。2008年には経済産業省大臣官房審議官（通商戦略担当）、2010年には外務省大臣官房審議官（総括担当）として、幅広い分野で政策立案に携わりました。

2011年にはロサンゼルス総領事に就任し、2014年には衆議院事務局参事・国際部長として国会運営にも関与しました。外務省大臣官房付を経て、2017年から2020年まで駐ポルトガル特命全権大使を務め、外交官としての長年のキャリアを締めくくりました。

2020年以降は、多摩大学グローバルスタディーズ学部教授、同グローバルスタディーズ学科長として後進の育成に尽力する傍ら、新光電気工業株式会社取締役、株式会社野口製作所顧問、東京理科大学大学院経営学研究科技術経営専攻上席特任教授など、複数の企業や教育機関で要職を担い、幅広い分野で活躍しています。

新美氏は、外交官として培った国際的な視野と経験を生かし、教育・研究分野においても貢献しており、今後の活躍も期待されています。

もう一度検索