方背駅

方背駅について

方背駅（パンベえき）は、大韓民国ソウル特別市瑞草区瑞草洞に位置するソウル交通公社の2号線の駅です。この駅は、地下鉄の重要な拠点として多くの市民に利用されています。駅番号は「225」となっています。

歴史

方背駅は1983年12月17日に開業され、その後も多くの歴史を刻んできました。開業当初はソウル特別市地下鉄公社に属していましたが、2005年にはソウルメトロに改称されました。さらに、2017年5月にはソウルメトロとソウル特別市都市鉄道公社が統合し、現在のソウル交通公社の駅となりました。

駅構造

この駅は地下に位置し、相対式ホームが2面2線設けられています。また、フルスクリーンタイプのホームドアが設置されており、安全性が確保されています。改札口は東側（瑞草寄り）と西側（舎堂寄り）の2か所あり、東側の改札口は内回りと外回りで分かれています。化粧室は改札外に設置されており、エレベーターも完備されています。出口は1番から4番の計4ヶ所があります。

乗車用ののりば番号は公式には設定されていないものの、利用者自身が利用する際には特に問題はありません。

アスベストの問題とリニューアル工事

2007年に方背駅で発癌物質であるアスベストが検出され、特に深刻な状況であることが明らかになりました。これを受けて、アスベストを含む駅を特別管理対象として指定し、除去作業が計画されましたが、方背駅では作業中にアスベストが空中に飛散する危険性が高いことから駅を一時的に閉鎖せず、運行のない早朝の時間に工事を行う方針が決定されました。この工事は2008年12月に完了しましたが、再調査で再度アスベストが検出されたことから不良作業の論議が巻き起こりました。結果として、方背駅は大規模なリニューアル工事を実施することになり、2009年9月に工事が完了しました。

利用状況

近年の方背駅の一日平均利用人員は上昇傾向にあり、多くの住民が利用しています。この駅は周辺地域の交通網の中心でもあり、地域住民にとって欠かせない存在です。

駅周辺

方背駅周辺には様々な施設が整備されており、特に交通の便が良いことから多くの人々が集まります。具体的な施設には、南部循環路や盤浦税務署、方林市場、方一初等学校、尚文中・高等学校、内方駅、ソウル高等学校、ソウル南部報勲支庁、ソウル地方労働庁、ソウル特別市教育研修院、梨水中学校、障害者権益問題研究所、清権祠、白石芸術大学校、白石神学、白石大学校大学院、方背1洞住民センター、方背3洞住民センター、方背公園、韓国国際放送交流財団、仏教TVなどがあります。

隣の駅

方背駅の隣には、瑞草駅（224）と舎堂駅（226）があり、利用者はこれらの駅も利用して交通の便を図っています。これらの駅と一緒に方背駅は地域の交通網を支える重要な駅です。

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