日本福音教会 (バプテスト)

日本福音教会

日本福音教会（英語: Japan Evangelical Churches）は、代表を我喜屋明が務める日本のキリスト教法人です。プロテスタントのバプテスト派に属し、聖霊派としての特徴も併せ持っています。

特徴

バプテスト派: 聖書信仰に基づき、信仰者の自発的な意思によるバプテスト（浸礼）を重視します。
聖霊派: 聖霊の働きを重視し、霊的な賜物や体験を大切にします。
関西聖書学院: 教職者の養成機関として、日本基督教団聖霊刷新協議会系の教会に所属する神学生も受け入れています。

信条

日本福音教会は、1つの前文と9つの憲章からなる信条を公開しています。これは、教会の信仰と活動の基盤となるものです。

歴史

日本福音教会の起源は、1892年にスウェーデンのオレブロで設立されたバプテスト派の宣教団体、スウェーデン・オレブロ・ミッションに遡ります。

1949年: ヘルゲ・ヤンソンが最初の宣教師として来日し、大阪府堺市で伝道を開始。
1952年: 堺市に教会を設立。
1951年以降: 次々と宣教師が来日し、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県、九州、東京都などで伝道活動を展開。
1974年: 日本の教会が主体となり組織を改組、日本福音教会が形成される。初代議長には我喜屋光雄が就任。

教職者養成機関としては、以下の変遷を辿っています。

1961年: 福音聖書学校（現インター･アクト）を設立。
1965年: 兵庫県西宮市の関西学院大学の隣に移転し、関西福音センターを献堂。
1967年: 関西聖書学院と改称。
2005年: 奈良県生駒市に学院を移転。全寮制の3年教職コース、信徒向けの1年コース、1か月コース、通信コースなどを開設。
2013年まで: 500名以上の卒業・修了生を輩出。

現在の学院長は、インドネシアに宣教師として赴任していた大田裕作が務めています。

主な会員

田野秀康 (堺教福音会会員、フルート奏者)

参考文献

中村敏『日本における福音派の歴史』いのちのことば社、2000年

関連項目

* 関西聖書学院

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