日本鬼子 (キャラクター)

日本[[鬼子]](ひのもと おにこ)とは



日本[[鬼子]](ひのもと おにこ)は、2010年に日本のインターネット掲示板「2ちゃんねる」で生まれた萌えキャラクターです。中国語日本人を侮辱するスラング日本[[鬼子]]」(リーベングイズ)を、萌え擬人化した点が特徴です。このキャラクターは、単なる萌えキャラとしてだけでなく、言葉の持つ意味を上書きするという、ユニークなコンセプトを持っています。

誕生の背景



中国語の「日本[[鬼子]]」は、第二次世界大戦中に日本人を蔑む言葉として使われ始めました。現在でも、中国国内でナショナリズムを主張する際に用いられます。日本では、2010年尖閣諸島中国漁船衝突事件をきっかけに、中国でのデモが報道されたことで、この言葉の認知度が高まりました。

これに対し、2ちゃんねるでは「日本[[鬼子]]」という言葉に全く別の意味を与えようという動きが起こりました。その結果、萌えキャラクターとしての日本[[鬼子]]が誕生したのです。この企画では、政治的な利用を避け、あくまで萌えキャラクターとして楽しむことを目的としています。そのため、政治的な利用は推奨されていません。この点は、キャラクターを理解する上で重要なポイントです。

このキャラクターの出現は、中国でも大きな話題となりました。台湾のニュース番組やイギリスの新聞でも紹介され、その斬新なアイデアは世界中に広がりました。現在では、2ちゃんねるだけでなく、様々なインターネットフォーラムや画像掲示板で目にすることができます。

キャラクター設定



日本[[鬼子]]のデザインは、本来の「日本[[鬼子]]」という言葉のイメージを一部反映しつつ、蔑称のイメージを払拭するように作られています。名前の読み方も、音読みではなく訓読みで「ひのもと おにこ」と名付けられ、女性的な印象を与えています。

名前:「日本」は「日の出ずる処」を意味し、「子」は女性的な響きを持たせています。
デザイン
色白で、長い黒髪。
2本のが生えている。
外見年齢は16~18歳。
紅葉柄の着物を着用。
般若の面や薙刀日本刀を所持。
穏やかな性格だが、変身すると性格や外見が変化。
好物はわんこそば、苦手なものは炒った豆。

このデザインは、あくまで「代表デザイン」であり、他の設定やデザインでの創作も自由です。これは、多くの人が自由に二次創作を楽しめるようにという意図があります。

関連キャラクター



日本[[鬼子]]には、いくつかの関連キャラクターが存在します。

小日本(こひのもと/こにぽん):こちらも中国語の蔑称「小日本」(シャオリーベン)を萌えキャラ化したものです。日本[[鬼子]]の妹分という設定で、縁結びを行うと言われています。愛称は「こにぽん」です。武器は日本刀
ヒワイドリ:人の心に住むの一人。「ヒクイドリ」と「卑猥」を掛け合わせた名前です。子が狩る対象ですが、無害な場合は放置されることもあります。
ヤイカガシ:ヒイラギにイワシの頭を刺した「焼嗅」がモチーフの妖怪です。

権利関係と利用ガイドライン



日本[[鬼子]]の権利関係は、「日本[[鬼子]]ぷろじぇくと」まとめwikiに記載されています。利用ガイドラインに従えば、小規模な同人活動や非商用の二次創作は自由に行えます。ただし、メディアでの紹介や商用利用は、事前相談が必要です。政治目的での使用は非推奨とされています。

Vtuberとしての活動



2020年8月15日には、日本[[鬼子]]十周年を記念してVtuberデビューを果たしました。Vtuber子(Vtuberひのもと子)として、SHOWROOMを中心に配信活動を行っています。

関連書籍



百元籠羊著『オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力』では、表紙に「小日本」、裏表紙に「日本[[鬼子]]」が掲載されており、本キャラクターについても言及されています。

関連事項



ISISちゃんISILの宣伝活動を抑止するために作られた萌え擬人化キャラクターです。日本[[鬼子]]と同様に、ネガティブなイメージを上書きする目的で作られました。
グリーンダムたん:中国のネット検閲ソフト「緑壩・花季護航」の萌え擬人化キャラクターです。
萌えキャラ学会:2014年に正会員となりました。
ついなちゃん:かつてはライバルキャラクターでしたが、現在は無関係となっています。
* 清水みぽん:ご当地キャラクターで、日本[[鬼子]]らと萌えキャラアイドルユニット「おにっぽん」を結成していました。

まとめ



日本[[鬼子]]は、中国語の蔑称を逆手に取った、非常にユニークな萌えキャラクターです。その誕生背景や設定、関連キャラクター、活動など、多岐にわたる展開を見せています。単なる萌えキャラとしてだけでなく、言葉の持つ意味を上書きするというコンセプトは、多くの人々に衝撃を与えました。今後も、彼女の活動から目が離せません。

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