星いぶき

星 いぶき

星 いぶき（ほし いぶき）は、日本の女子プロレスラー。2003年4月24日生まれ、北海道岩見沢市出身。プロレスリング団体「アイスリボン」に所属しており、母は同団体のベテランレスラー、星ハム子である。

経歴

2017年、母である星ハム子が埼玉県で単身赴任していた縁で、同県へ移り住み、アイスリボンの練習生となる。同年6月11日に行われた札幌リボン大会において、アイスリボンの練習生となったことが発表された。

その日の大会ではサプライズでのエキシビションマッチが予定されていたが、母・星ハム子のタッグパートナーであった宮城もちが欠場。これに伴い、急遽代打としてプロデビューを飾るという異例の事態となった。さらにデビュー戦は、つくしと柊くるみが保持するインターナショナル・リボンタッグ王座への挑戦という、極めて稀なタイトルマッチであった。

プロデビューから半年後の同年12月24日には、同期として共に練習を重ねてきた朝陽とのシングルマッチが組まれ、プロ初勝利を挙げた。

2019年1月5日には、自身のレスラーとしての成長を試すかのように、母である星ハム子との初の親子シングルマッチが実現したが、この試合は敗北を喫した。

キャリアを積み重ね、団体の主要選手へと成長した星は、2021年9月18日、後楽園ホール大会で当時のICE×∞王者であった藤本つかさへの挑戦権を得る。激しい打撃戦を展開し、両者合わせて240発とも言われるチョップの応酬を繰り広げたが、惜しくも敗れた。

その後もアイスリボンのリングで活躍を続け、2023年8月26日、再び後楽園ホール大会のメインイベントでICE×∞王座への挑戦機会が訪れる。当時の王者YuuRIを打ち破り、自身初のシングル王座となる第37代ICE×∞王者に輝き、団体のエースとしての地位を確固たるものとした。

しかし、2024年4月6日に大田区産業プラザPiOで開催された大会において、自身の妊娠を理由として保持していたICE×∞王座を返上することを発表した。

人物・ファイトスタイル

中学校時代はバレーボール部に所属していた経験を持つ。プロレスラーとしては、デビュー当初は強烈なエルボーを主要な武器としていたが、肩の負傷により一時的に使用を封印せざるを得なくなった。

この経験を経て、エルボーに代わる新たな強打として逆水平チョップを徹底的に磨き上げた。現在では、この逆水平チョップが星いぶきの代名詞とも言える得意技となり、相手を一撃でなぎ倒すほどの威力を持つに至っている。

タイトル歴

ICE×∞王座（第37代）
インターナショナルリボンタッグ王座
第54代（パートナー：星ハム子）
第58代（パートナー：志田光）

得意技

エルボー
逆水平チョップ
ダイビングボディプレス
いぶロール
ラ・マヒストラル
ライトニングスパイラル
グッド・いぶニング
相手の股下にヘッドスライディングしつつ仰向けに反転、相手の足を捕らえて後ろに倒し丸め込む技。
いぶニング・スター
前傾姿勢の相手の左腕に自身の右足をかけ、相手の背中側から右腕を自身の右腕でクラッチして横回転して叩きつける変形の逆打ち技。

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