星合志保

星合志保（ほしあい しほ）

1997年4月16日生まれ、東京都出身の囲碁棋士。日本棋院東京本院に所属し、四段の段位を持つ。緑星囲碁学園を主宰する菊池康郎に師事。

経歴

小学1年生の頃、兄の影響で囲碁を始める。近所の公民館で行われていた囲碁会に参加したのがきっかけ。その後、兄と共に緑星囲碁学園で本格的に囲碁を学ぶ。
小学6年生の時には、第30回少年少女囲碁大会で7位に入賞し、その実力を認められ日本棋院の院生となる。

2013年2月、女流棋士採用試験本戦で6勝2敗の好成績を収め、見事合格。同年4月に15歳という若さで入段を果たす。

2015年からは、NHK杯テレビ囲碁トーナメントで読み上げを担当。また、日本代表として第5回黄龍士双登杯世界女子囲棋勝抜戦に出場したが、中国代表の宋容慧五段に敗れる。

2016年、第20期女流棋聖戦では本戦準決勝まで勝ち進んだが、宮本千春初段に敗退。

2018年、第5期女流立葵杯でも本戦準決勝まで進出したが、謝依旻六段に敗れ、挑戦権獲得とはならなかった。また、第22期女流棋聖戦でも本戦2回戦で謝依旻六段に敗れている。

2019年4月からは、長島梢恵の後任としてNHK杯テレビ囲碁トーナメントの司会を務める。同年5月には、第6期女流立葵杯で前年に続き本戦準決勝に進出したが、上野愛咲美女流棋聖に敗れる。

2020年、第39期女流本因坊戦では本戦決勝まで進み、自身初の挑戦手合進出まであと一歩だったが、藤沢里菜女流二冠に惜しくも敗れた。

2021年、第40期女流本因坊戦でも挑戦者決定戦まで進出。決勝では小山栄美六段を破り、悲願の挑戦手合初進出を決める。藤沢里菜女流五冠との五番勝負に挑んだが、0勝3敗で敗退し、初タイトル獲得はならなかった。

人物

愛称は「ほっしー」。親しみやすい人柄で、多くのファンに愛されている。

父は崇城大学教授で地域コミュニティブランド提唱者の星合隆成。

兄の星合真吾は元院生で、全国高校囲碁選手権大会や全日本学生[[囲碁十傑戦]]での優勝経験を持つアマチュア強豪。現在は囲碁講師やポーカー選手としても活躍している。

2019年には、囲碁棋士の魅力をより多くの人に知ってもらいたいという思いから、親交の深い木部夏生とともに女流棋士の写真やインタビュー記事などをまとめた書籍『女流棋士フォトブック』の制作を企画。10名の女流棋士が参加し、クラウドファンディングで資金を調達。目標額を大幅に上回る約439万円が集まり、同年9月に書籍が完成した。その後も、書籍に関連するグッズ作成やイベントなどを開催している。

2022年7月7日には、同じく囲碁棋士である孫喆との結婚を自身のTwitterで発表し、話題となった。

棋歴

良績

女流本因坊戦 挑戦手合進出（第40期）
女流名人戦博多カマチ杯リーグ入り（第35期）

昇段履歴

2013年4月1日 入段
2017年9月26日 二段（勝星規定）
2021年3月5日 三段（勝星規定）
2024年6月25日 四段（勝星規定）

著書

囲碁・13路盤で上達! 基本戦術と手筋（マイナビ出版、2020年10月23日）

外部リンク

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