春一番!笑売繁盛

春一番!笑売繁盛

『春一番!笑売繁盛』（はるいちばん!しょうばいはんじょう）は、毎日放送が1989年から放送を開始した正月特番です。この番組は毎年1月4日に放送され、吉本興業所属の多くの芸人が登壇し、漫才やコント、落語によって新年を華やかに彩ります。初回のタイトルは「春だ!春だよ!笑売繁盛」で、司会には西川きよしと桂三枝（現・六代桂文枝）が務めました。

番組の内容は、なんばグランド花月やよしもと漫才劇場（旧称5upよしもと）、およびよしもと祇園花月からのライブパフォーマンスが中心です。また、司会の西川きよしに加え、ハイヒールリンゴとの楽しいトークやさまざまなゲームも進行されることで、バラエティに富んだ内容が楽しめます。特に、桂文珍が番組の締めとして新作落語を披露するのが恒例となっており、毎年多くのファンに期待されています。

2012年から2015年まではNMB48劇場内に特設スタジオが設けられ、若手のアイドルたちとのコラボレーションも行われました。その後は、なんばグランド花月の地下1階にあるYES THEATERに戻り、引き続き特設スタジオからの放送が続けられています。

番組の出演者は幅広く、漫才ではコメディNo.1やオール阪神・巨人、中田カウス・ボタン、宮川大助・花子などの人気コンビが活躍します。また、ザ・ぼんちやおかけんた・ゆうた、大木こだま・ひびき、トミーズ、メッセンジャーといった実力派芸人も多数出演しています。中川家やFUJIWARA、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、笑い飯、千鳥、モンスターエンジン、ジャルジャル、藤崎マーケットなど、常に新しい才能が登場し、視聴者を楽しませています。

さらに、コントやトークのセグメントには大平サブローやたむらけんじ、なかやまきんに君、小籔千豊などが参加し、さまざまなスタイルの笑いが展開されます。落語においても、笑福亭仁鶴、六代桂文枝、桂文珍、桂きん枝、月亭八方、月亭八光ら著名な落語家が登場し、伝統的な笑いを披露します。

2011年の放送では、NMB48劇場の開設直後の生中継が行われ、NMB48のメンバーたちも出演する特別な内容となりました。また、番組の終わりには間寛平が福岡市から生中継で登場し、スタジオの司会者たちとコミュニケーションを交わしました。

2013年には、出演が予定されていたオール阪神・巨人が大阪府泉大津市長選挙の応援活動のために出演を取り止めるなど、ニュースにも取り上げられました。

『春一番!笑売繁盛』は、お正月の時期に家族や友人と笑いを楽しむための特別な番組であり、毎年新たな感動を提供する魅力にあふれています。

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