是政駅

是政駅について

是政駅（これまさえき）は、東京都府中市是政五丁目に位置する西武鉄道多摩川線の駅です。多摩川線の終着駅であり、駅番号はSW06です。

歴史

1922年（大正11年）6月20日：多摩鉄道の駅として開業しました。
1952年（昭和27年）頃：かつて多摩川競艇場付近の砂利採掘場へ延びていた専用線が廃止されました。この専用線は駅の東北東から東に延びており、廃止後もアスファルトに埋もれた線路が残っていました。
1967年（昭和42年）8月31日：多摩川線での貨物取り扱いが廃止されました。
1994年（平成6年）12月15日：駅構内の改良工事が完了しました。以前は煉瓦屋根の駅舎で、路面との間に段差がありましたが、改築により解消されました。

新線構想

過去には、是政駅から東京競馬場への延伸が検討されましたが、実現には至りませんでした。
また、多摩都市モノレールの構想路線として、是政駅から唐木田方面への路線が計画されていますが、こちらも具体化していません。

駅名の由来

駅名は、所在地の地名「是政」に由来します。この地名は、この地域を開墾した井田摂津守是政の名前にちなんでいます。

駅構造

是政駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅には簡易型のPASMO読取改札機が設置されています。

改札内には、バリアフリー対応の多機能トイレとAEDが設置されており、利用者の利便性に配慮されています。

駅の入り口手前には、本線から分岐した留置線があり、その先には線路保守用機械の資材積載場があります。

利用状況

2023年（令和5年）度の1日平均乗降人員は6,830人で、西武鉄道全92駅中75位となっています。

駅周辺

多摩川線南側には多摩川が流れ、沿岸には工場、野球場、親水公園があります。駅の北側には商店街があり、近年は道路の拡張工事により、マンションやスーパーマーケットが増えています。

北には府中是政郵便局、マインズ農業協同組合是政支店、是政八幡神社などがあります。約1km離れた場所には是政文化センターと中央自動車道府中バスストップがあります。

かつて東京競馬場の最寄り駅として機能していた南門は2023年9月に閉鎖されました。

駅の西側には府中街道が南北に走り、南へ進むと是政橋を渡り、約1kmでJR南武線南多摩駅に到着します。是政橋周辺は以前渋滞が頻発していましたが、2011年の是政橋拡張と2014年春の南武線高架化により改善されました。

さらに西へ進むと、府中市郷土の森博物館、市民総合体育館、サントリー武蔵野ビール工場、大東京綜合卸売センター、京王線中河原駅などがあります。

バス路線

駅前には「是政駅」停留所、府中街道沿いには「是政」停留所があり、京王バスが以下の路線を運行しています。

是政駅
ちゅうバス是政循環：府中駅
是政
府61：府中駅 / 稲城市立病院（平日1本、土休日は運休）
ちゅうバス是政循環：府中駅

隣の駅

西武鉄道

多摩川線

競艇場前駅 (SW05) - 是政駅 (SW06)

脚注

注釈
出典：東京都統計年鑑、西武鉄道の1日平均利用客数

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 是政駅（駅情報） - 西武鉄道

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