月刊 元気一番"生"テレビ

東北電力PRESENTS 月刊 元気一番"生"テレビ

番組概要

『東北電力PRESENTS 月刊 元気一番"生"テレビ』（とうほくでんりょくプレゼンツ げっかん げんきいちばんなまテレビ）は、ミヤギテレビを基幹局として、青森放送、テレビ岩手、秋田放送、山形放送、福島中央テレビ、テレビ新潟といった東北地方と新潟県の日本テレビ系列局7局を結んで放送されたブロックネット形式の情報番組です。

放送期間と形式

番組は2001年にスタートし、2017年まで足掛け17年にわたり放送されました。開始当初の2001年から2011年までの10年間は、毎月1回、原則として第3または第4土曜日の午前10時30分から11時25分までの時間帯に生放送される月刊番組として親しまれました。2012年以降は定期放送を終了し、不定期の特別番組として放送されました。年末などには放送時間を30分拡大し、午前10時から合計85分間の特別版として放送されることもあり、その際には7局全てからの同時生中継を行う企画が実施されることもありました。

番組は電力会社の東北電力による一社提供番組であり、2009年4月からは番組タイトルにその社名が冠されるようになりました。

番組内容

番組は、東北地方および新潟県内の様々な場所からの生中継を軸に構成され、VTRも交えながら地域の特色や魅力を紹介しました。通常はメインとなる中継場所が一ヶ所設けられ、加えて1つか2つのサブ中継が行われる形式でした。年に一度、各局のアナウンサーが一箇所に集結し、それぞれの「ふるさと自慢」を披露する企画も恒例となっていました。

出演者

番組のナビゲーターは俳優の片岡鶴太郎さんが務めました。リポーターとしては内山信二さんも出演し、鶴太郎さんと同行せず、単独でサブ中継を担当することもありました。また、各放送局のアナウンサーが現地リポートを担当しました。放送当時の主な出演アナウンサーは以下の通りです。

ミヤギテレビ: 岩瀬裕子 → 深井ゆきえ（ - 2008年3月） → 浜本徳子（2008年4月 - 2012年9月） → 安斎摩紀（2016年3月 - 2017年）。岩瀬裕子アナウンサー担当時には、宮城県以外の中継でも鶴太郎さんや内山さんと共に出演していました。
青森放送: 田村啓美 → 桒子英里（2017年2月 - 2017年10月）
テレビ岩手: 小林ゆり子（退社、 - 2008年12月） → 古舘友華（2009年1月 - 2010年3月） → 高橋美佳（2010年4月 - 2012年9月） → 江口アミ（2016年3月 - 2017年）
秋田放送: 加藤隆弘 → 遠藤里沙 → 高橋美樹 → 松井梨絵子（2007年4月 - 2008年3月） → 石井綾子（2008年4月 - 2010年12月） → 松井梨絵子（2011年1月 - 2012年3月） → 関向良子（2017年2月 - 2017年10月）
山形放送: 松下香織 → 山本浩一
福島中央テレビ: 大野智子 → 野尻英恵
テレビ新潟: 木内なな → 須賀由美子（現・フリーアナウンサー） → 田巻佑規子 → 斎藤久美子

番組のナレーションは以下の方々が担当しました。

櫻田彩子（ - 2008年3月）
ワッキー貝山（2008年4月 - 2009年3月）
荒井真澄・吾妻秀謙（当時ミヤギテレビアナウンサー）（2009年4月 - 2011年3月）

技術面

地上デジタル放送開始後、ミヤギテレビ本社の技術的な都合により、しばらくの間ハイビジョン制作は行われませんでした。2008年10月頃からはミヤギテレビのみハイビジョン放送を開始しましたが、他のネット局へは標準画質での配信でした。その後、2010年4月の放送回より、ミヤギテレビ以外の各局もハイビジョンでの放送が可能となり、同時にアナログ放送では画面がレターボックス形式になりました。なお、番組で使用される中継車は地デジ開始当初から全局でハイビジョン対応のものが導入されており、VTR素材も全てハイビジョンで制作されていました。番組宣伝も2009年4月からは全局でハイビジョン画質で放送されていました。

主なコーナー

番組内で放送された主なコーナーには以下のようなものがありました。

内山くんの『この町一番!!』
内山くんのドキドキお楽しみツアー（2012年7月開始。『この町一番!!』の後継）
この味一番!!
ただいま修行中!
いっぴん
絆ものがたり

特記事項

夏季には『24時間テレビ』の放送スケジュールとの兼ね合いで、スタッフ体制確保のため、通常第4土曜に放送される週が第3土曜に変更される年がありました。なお、リポーターの内山信二さんは、本番組への出演がきっかけとなり、2001年以降、『24時間テレビ』の宮城地区におけるパーソナリティを務めました。

東日本大震災による影響と番組の終焉

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、番組にも大きな影響を与えました。震災後の最初の放送予定日であった2011年3月19日は、報道特別番組編成のために休止となりました。以降の放送についても、番組提供スポンサーである東北電力が一時的に提供活動を自粛したことから、事実上、2月の放送回がレギュラー放送としての最終回となりました。

しかし、震災からの復興支援の機運の中で、2012年3月31日には『ふるさと復興応援スペシャル』と題した特別番組として、30分拡大版で放送が再開されました。これは東北電力一社提供番組としては最も早い放送再開でした。以降、番組は不定期の特別番組として、同年7月7日や9月15日などにも放送されました。しかし、2012年12月20日には番組の公式サイト上で放送休止が発表され、公式サイトも削除されました。

その後、2016年3月19日に『宮城・岩手・福島震災復興応援スペシャル』として約3年半ぶりに単発で復活放送を果たしました。この回は岩手・宮城・福島の3局ネットでの放送でした。さらに、2017年2月25日には『地場産パワーで街が元気だSP!』と題して放送され、この回からは再び7局ネットに戻りました。そして、2017年11月25日には副題から「スペシャル」を外し、『あったか～い特集!』として放送されましたが、これが最後の放送となり、番組はその歴史に幕を閉じました。

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