朝だ!どうなる

朝だ!どうなる（1990年 - 1991年）

『朝だ!どうなる』は、フジテレビが制作し、1990年11月5日から1991年3月29日までフジテレビ系列で放送された朝の情報番組です。月曜日から金曜日の午前7時から7時45分（日本時間）に放送されていました。

概要

この番組では、小俣雅子（フリーアナウンサー）、石井苗子（当時はタレント、後に日本維新の会参議院議員）、高市早苗（現 自由民主党衆議院議員）らがキャスターを務めました。

前番組とは異なり、ストレートニュースを中心とした構成でしたが、視聴率が伸び悩み、わずか5ヶ月で打ち切りとなりました。当時の朝の情報番組としては異例の短さでした。

番組終了後、フジテレビは朝の番組編成を大幅に見直しました。それまで6時台に放送されていた『FNN朝駆け第一報!』の放送時間を30分繰り下げ、さらに『朝だ!どうなる』が放送されていた7時台にまで拡大し、『FNN World Uplink』としてリニューアルしました。また、空いた早朝枠には、新たに『おめざめ天気予報』がスタートしました。

『朝だ!どうなる』では、以前の『トークシャワー』（1989年4月3日から1990年3月30日まで放送）とは異なり、『おはよう!ナイスデイ』や『タイム3』といった情報番組と同様のテロップを使用し、「制作著作 フジテレビ」という文字を表示していました。これは、『グッドモーニングジャパン』や『アンテナホット7』などの番組と同様の形式でした。

放送局

前番組の『アンテナホット7』やそれ以前の番組と同様に、一部のフジテレビ系列局では『朝だ!どうなる』が放送されませんでした。例えば、東海テレビでは、番組の最初の30分を『世界名作劇場』などのテレビアニメの再放送に充て、残りの15分をローカルニュースに割り当てていました。また、テレビ大分と鹿児島テレビ（当時は日本テレビ系列とのクロスネット局）では、この時間帯に日本テレビの『ズームイン!!朝!』を放送していました。岩手めんこいテレビは、開局前のサービス放送期間中にこの番組を放送していました。

『朝だ!どうなる』は短命に終わりましたが、その後のフジテレビの朝の番組編成に大きな影響を与えた番組と言えるでしょう。特に、『FNN World Uplink』へのリニューアルは、ニュース番組としての性格をより強化するものであり、情報番組のあり方を模索する上での転換点となりました。

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