木村誠道

木村誠道 (きむら せいどう) とは

木村誠道は、大相撲における行司名の一つで、特に明治初頭に遡る歴史を持つ重要な名跡です。この名跡は、初代から4代に亘って襲名が行われましたが、その後しばらくの間は新たな襲名が行われておらず、事実上の途絶状態となっています。

歴代襲名者

木村誠道の歴代襲名者には、以下のような人物がいます。

初代 (1879年5月 - 1888年1月、再襲名・1890年5月 - 1897年5月)

初代は、16代目の木村庄之助であり、若い頃には3代目木村龍五郎から改名しました。その後、4代目式守鬼一郎を襲名した後に再び木村誠道に戻しました。この初代の行司としての活躍は、相撲界に大きな足跡を残しました。

2代目 (1908年5月 - 1914年5月)

2代目には、後に12代目式守伊之助となる木村小市が襲名しました。この2代目の存在は、木村誠道名跡のさらなる発展に寄与しました。

3代目 (1918年1月 - 1928年10月)

3代目は、井筒部屋に所属していた木村藤太郎が担当しました。残念ながら、彼は幕内格行司でのキャリアを終えました。

4代目 (1952年5月 - 1954年1月、再襲名・1960年1月 - 1963年9月)

4代目は、高砂部屋の2代目木村朝之助が襲名しました。彼は一時的に名称を朝之助に戻しましたが、再び木村誠道の名を名乗ることとなりました。1963年1月場所で三役格行司へ昇進し、同年9月場所を最後に一身上の都合で土俵を去りました。彼には、弟子として3代目木村朝之助（後の33代木村庄之助）がいます。

名跡の意義

木村誠道は、大相撲の行司名跡の中でも特筆すべき歴史を持っています。この名跡は、相撲界における伝統や文化の象徴であり、後進に受け継がれるべき大切な存在です。襲名を重ねてきた行司たちはそれぞれに、相撲の進化や発展に寄与し、観客や力士たちとの信頼関係を構築してきたのです。木村誠道の名跡が再び受け継がれることを期待し、その存在を称えることで、相撲界のさらなる発展に貢献できることを願っています。

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