式守鬼一郎

式守鬼一郎について

式守鬼一郎（しきもり きいちろう）は、大相撲において名跡の一つであり、その伝統と歴史は長きにわたります。この名跡は、主に伊勢ノ海部屋の行司によって受け継がれてきましたが、現在の6代目は時津風一門の追手風部屋に所属しています。

歴代の襲名

初代

初代の式守鬼一郎は、最高位が3名存在していました。在職中の文化15年3月24日に亡くなりました。

2代

2代目は、後の6代式守伊之助で、天保6年10月から襲名されました。その後、嘉永6年11月に伊之助の名を襲名するまでこの名跡にありました。元々の名前は式守宗助でした。

3代

3代目は後の7代式守伊之助で、一時的に旧名の式守勘太夫に戻ったこともありましたが、安政3年1月から同年11月、文久3年7月から明治15年6月までの間、約20年間鬼一郎の名前で活動していました。

4代

4代目は、初代木村誠道および16代木村庄之助にあたります。明治20年1月から明治22年1月までの期間、鬼一郎を名乗っていました。

5代

5代目は、後の24代木村庄之助で、旧名は式守伊三郎でした。襲名期間は1949年1月から1959年11月までであり、1960年1月に20代式守伊之助を、さらに1963年には24代木村庄之助を襲名しました。この時期に年寄阿武松を二枚鑑札で襲名していました。

6代

現在の6代目、式守鬼一郎（本名：和智修）は、旧名式守脩として知られています。2006年3月に十両格昇進と同時に鬼一郎の名を継承しました。彼は大鳴戸部屋に入門した後、桐山部屋へ移籍し、現在は追手風部屋に所属しています。2021年1月場所の時点では、幕内格として活躍を続けています。

まとめ

式守鬼一郎は、その名跡を受け継ぐ行司たちによって大相撲の歴史の中に深い足跡を残してきました。彼の精神と技術は、後進の行司や若い力士たちに受け継がれ、今もなお大相撲の伝統を支える礎となっています。各代の行司による襲名の背景やそれぞれの活躍を知ることで、より一層大相撲の魅力を感じることができるでしょう。

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