本津幡駅

本津幡駅の概要

本津幡駅（ほんつばたえき）は、石川県河北郡津幡町の清水に位置する、JR西日本の七尾線の駅です。この駅は1898年に開業し、便利な交通手段を提供し続けています。

駅の歴史

本津幡駅の歴史は長く、1898年の開業当初は七尾鉄道の起点であり、「津幡仮停車場」として知られていました。2年後の1900年に「津幡口仮停車場」と改称され、同年の8月には、北陸本線との接続が可能となる運行路線が開通しました。

1901年には津幡口仮停車場が廃止され、翌年の1902年6月25日に現地から約20メートル南に移設され、新たに本津幡駅として再開業しました。1907年には七尾鉄道が国有化され、その後1910年に七尾線として正式に認定されました。

1975年には貨物の取り扱いが廃止され、旅客専用の駅として運営が行われるようになりました。その後、駅は簡易委託駅へと移行し、1984年には荷物取り扱いも完全に廃止されました。1987年には国鉄の分割民営化によってJR西日本の駅となり、2021年にはICカード「ICOCA」の使用が可能となり、無人駅化が進みました。

駅の構造

本津幡駅は、相対式ホーム2面2線を構える地上駅です。駅舎は古い木造建築で、下りホーム側に位置しており、上りホームへは跨線橋でアクセスすることができます。この駅は無人駅として運営されており、交通系ICカードの利用が可能ですが、専用の改札機はないため、乗客は車両内での精算が必要です。

のりば

本津幡駅には案内上ののりば番号は設定されておらず、時刻表にも番号の記載はありません。下り線については一線スルー化が施され、特定の条件下で下り線を通過する上り列車も存在しますが、本線は依然として分かれた状況です。

利用状況

2019年度のデータまで遡ると、平均で一日あたり407人の利用者が本津幡駅を利用していることが確認されています。この数は年々変動があり、地域の交通の重要な一部分を担っていることが伺えます。

駅周辺の施設

駅周辺には津幡町立津幡小学校や、地域の歴史を学べる津幡ふるさと歴史館「れきしる」などがあります。また、主要な道路として石川県道59号高松津幡線や124号本津幡停車場線があります。

バス路線

本津幡駅にはいくつかのバス路線も運行しており、北鉄金沢バスが香林坊方面へ、津幡町営バスが河合谷方面に向かっています。

隣接駅

本津幡駅の隣には中津幡駅と能瀬駅があります。この地域の交通網は、鉄道とバスが組み合わさることで利便性が高まっています。

本津幡駅は、その長い歴史と周辺地域との関係性から、津幡町に不可欠な交通拠点となっています。

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