李映九

李映九（イ・ヨング、이영구、り えいく、1987年8月23日 - ）は、韓国の大邱市出身の囲碁棋士です。韓国棋院に所属し、権甲龍七段門下で研鑽を積み、九段に昇段しました。物価情報杯プロ棋戦での優勝や、三星火災杯世界[[囲碁マスターズ]]でのベスト8進出など、数々の実績を残しています。

1997年には世界青少年囲碁選手権大会少年組で優勝、その他三新生命杯準優勝、李昌鎬杯3位などの成績を収め、早くからその才能を発揮しました。2001年に入段を果たし、プロ棋士としてのキャリアをスタートさせました。2002年にはLG精油杯でベスト8に進出し、2003年、2004年には新人王戦で連続準優勝を記録しました。2004年には三星火災杯にも出場しています。

2005年には、電子ランド杯王中王戦青龍部で決勝に進出し、崔哲瀚に敗れ準優勝となりました。同年には、囲碁マスターズ帝王戦で優勝、獣神戦でベスト4に進出。この年は64勝23敗という好成績を収め、勝数、勝率ともに2位、13連勝を記録し連勝数で3位となりました。2006年には五段に昇段し、王位戦の挑戦者となり李昌鎬に敗れはしたものの、六段に昇段しました。2007年には名人戦リーグ入りを果たし、物価情報杯では挑戦者となるも、李世乭に敗れました。2008年には七段に昇段し、第1回ワールドマインドスポーツゲームズ男子団体戦で韓国チームの一員として優勝に貢献しました。2010年に八段に昇段、2011年には物価情報杯で優勝を果たし、九段に昇段。同年、三星火災杯でベスト8に進出しました。2012年にはLG杯でベスト8に進出しています。2013年12月からは兵役に従事しました。

韓国囲碁リーグでは、2004年から継続して出場しており、2007年には大邱嶺南日報チームで優勝を果たしています。中国甲級リーグには、2008年に四川驕子チームで主将として出場し、6勝3敗の成績でチームの5位に貢献。2009年には全勝すれば賞金が支払われるという契約で話題を呼びました。2008年には西南王戦にも出場しています。韓国棋士ランキングでは、2007年に7位となっています。

国際棋戦では、2008年のワールドマインドスポーツゲームズ男子団体戦で優勝。個人戦では、世界囲碁選手権富士通杯でベスト16、三星火災杯世界[[囲碁マスターズ]]では、2011年にベスト8、2008年にベスト16に進出しています。LG杯世界棋王戦では、2012年にベスト8、2013年、2014年、2016年にベスト16、2018年にはベスト32に進出しています。2011年のスポーツアコードワールドマインドゲームズ男子団体戦では銀メダルを獲得、2017年にはおかげ杯国際新鋭対抗戦で準優勝を果たしました。

国内棋戦では、BCカード杯新人王戦で2003年、2004年に準優勝。オスラムコリア杯新鋭連勝最強戦、電子ランド杯王中王戦青龍部、SKガス杯新鋭プロ十傑戦でそれぞれ準優勝。2006年にはKT杯王位戦で挑戦者となり、李昌鎬に敗れています。物価情報杯プロ棋戦では、2007年、2013年に準優勝。2017年にはSG杯ペア碁最強戦で金美里とペアを組み優勝しています。

韓国囲碁リーグでは、2004年から2018年まで継続的に出場し、数々のチームで活躍しました。中国棋戦では、中国囲棋甲級リーグ戦に2008年から2018年まで出場。2010年には14勝4敗という好成績を収め、9連勝も記録しています。これらの実績から、李映九は韓国のみならず国際的にも高い実力を持つ棋士であると言えるでしょう。

外部リンクとして、韓国棋院の公式サイト「이영구(李映九)」が参照できます。

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