東京都道・神奈川県道19号町田調布線

東京都道・神奈川県道19号町田調布線

東京都道・神奈川県道19号町田調布線は、東京都町田市から調布市に至る主要地方道です。都県境を跨ぎ、多摩地域を東西に結ぶ重要な幹線道路としての役割を担っています。一般には「鶴川街道」という名称で親しまれており、地域住民の生活や経済活動を支える上で欠かせない道路となっています。

概要

起点: 東京都町田市大蔵町（東京都道18号府中町田線交点、井の花交差点）
終点: 東京都調布市小島町1丁目（国道20号交点、小島町交差点）
認定要件: 主要地と高速自動車国道、国道、または都道府県道とを連絡する道路

この道路は、町田市から調布市を結ぶ主要なルートであり、交通量の多い道路です。

路線延長

東京都区間: 18,850 m（実延長、2016年4月1日現在）
神奈川県区間: 1,796 m（実延長、2016年4月1日現在）

総延長は約20kmに及び、東京都区間が大部分を占めています。

面積

東京都道: 403,430 m2
神奈川県道: 21,443 m2

道路の面積は、東京都区間が圧倒的に広く、神奈川県区間は比較的狭くなっています。

通称

鶴川街道: 町田市中町から調布市下石原1丁目までの区間を指します。
南多摩尾根幹線道路: 多摩東公園交差点から稲城福祉センター入口交差点までの区間が該当します。
旧甲州街道: 東京都道119号北浦上石原線との重複区間を指します。

鶴川街道の名称は、一般的に広く使われていますが、複数の通称が存在します。

路線状況

この路線には、交通の円滑化を目的としたバイパスが複数存在します。特に南多摩尾根幹線道路は、多摩地域の東西を結ぶ重要な役割を果たしています。

主なバイパス区間

若葉台入口交差点 - 多摩東公園交差点（南多摩尾根幹線道路）
竪谷戸大橋交差点 - 稲城一中南交差点（南多摩尾根幹線道路）
稲城福祉センター入口交差点 - 稲城市役所西交差点（鶴川街道）

また、多摩川原橋交差点付近の多摩川沿いの道路の一部が支線として指定されています。

重複区間

東京都道137号上麻生連光寺線（黒川交差点 - 若葉台駅南交差点）
東京都道119号北浦上石原線（下石原1丁目交差点 - 小島町1丁目交差点）
東京都道12号調布田無線（小島町1丁目交差点 - 終点）

複数の都道と重複する区間が存在します。

橋梁

竪谷戸大橋（武蔵野南線）
多摩川原橋（多摩川）

多摩川などの河川を跨ぐ橋梁がいくつかあります。

地理

この道路は、東京都の町田市、神奈川県の川崎市（麻生区）、東京都の稲城市、調布市を通過します。沿線には、多くの住宅地、商業施設、公共施設が点在しています。

交差する主な道路

東京都道18号府中町田線（井の花交差点）
東京都道139号真光寺長津田線（真光寺十字路交差点）
神奈川県道137号上麻生連光寺線（黒川交差点 - 若葉台駅南交差点）
東京都道9号川崎府中線バイパス（稲城大橋下新田交差点）
東京都道9号川崎府中線（矢野口交差点）
国道20号（小島町交差点）

多数の主要道路と交差し、交通の要衝となっています。

主な他交通機関との接点・近接点

京王線（調布駅 - 西調布駅間）
JR南武線（矢野口駅 - 稲田堤駅間）
JR武蔵野線（貨物線）
京王相模原線（稲城駅 - 若葉台駅間）
小田急多摩線（黒川駅 - はるひ野駅間）

鉄道との立体交差も多く、広範囲な交通網と接続しています。

その他

過去には、JR南武線との立体交差事業の完成や多摩川原橋の拡幅工事が行われ、交通の円滑化に貢献してきました。特に多摩川原橋の拡幅は、慢性的な渋滞の解消に大きく寄与しました。

調布市内の京王線との交差部分では、かつて踏切が存在しましたが、東京都の「踏切すいすい事業」により立体化されました。その後、京王線の地下化に伴い陸橋は撤去され、平坦な道路に改良されています。

まとめ

東京都道・神奈川県道19号町田調布線は、多摩地域における重要な交通インフラとして、地域住民の生活と経済活動を支えています。バイパスや立体交差の整備により、交通の円滑化が図られており、今後もその重要性は変わらないでしょう。

関連項目

東京都の都道一覧
* 神奈川県の県道一覧

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