東京都道248号府中小平線

東京都道248号府中小平線（新小金井街道）

東京都道248号府中小平線は、東京都府中市是政を起点とし、小平市大沼町を終点とする全長約6.7kmの一般都道です。通称「新小金井街道」として親しまれており、多摩地域における重要な南北幹線道路として機能しています。

概要

この道路は、都市計画道路府中清瀬線の一部を構成し、全線が多摩南北道路に位置づけられています。既存の小金井街道（東京都道15号府中清瀬線）とほぼ並行して建設されたため、「新小金井街道」という名称で呼ばれています。

府中市内の旧甲州街道との交差点から約650mの区間は、東京都道110号府中三鷹線との重複区間となっています。また、新小金井街道の名称で、都道15号、40号線と一連の道路として利用されています。

歴史

2006年3月26日には、小平市内の西武新宿線との交差部である「小平グリーンロード立体」が開通し、天神町1丁目から錦城高校南までの区間が利用可能となりました。これにより、北側区間が全線開通に至りました。

さらに、2013年3月23日には、京王線との立体交差を含む南側区間が開通し、全線が開通しました。この立体交差工事は、2010年3月に開始され、2009年3月には清水ヶ丘トンネルが完成するなど、段階的に進められました。

路線データ

起点: 府中市是政（東京都道9号川崎府中線交点）
終点: 小平市大沼町（東京都道5号新宿青梅線・東京都道15号府中清瀬線交点）
陸上距離: 6,695m
面積: 134,112m2
通過自治体: 府中市、小金井市、小平市

重複区間

東京都道9号川崎府中線バイパス（起点付近）
東京都道110号府中三鷹線（東京都道229号府中調布線旧甲州街道交点 - 人見街道交点）

主な交差・接続道路

多数の都道や市道と交差・接続しています。

橋梁

貫井大橋（野川）
茜屋橋（玉川上水）

トンネル

しみず下トンネル（ハケ）
清水が丘立体（京王線）

沿線の主な施設

是政駅
東京競馬場
東府中駅
東京都立府中工科高等学校
府中の森公園
府中の森芸術劇場
浅間山公園
東京工学院専門学校
小金井警察署
きたまちセンター
東京学芸大学
中央大学附属中学校・高等学校
小平中央リハビリ病院
錦城高等学校
FC東京小平グランド

その他

「新小金井街道」という名称は、既存の小金井街道の後に建設されたことに由来します。西武多摩川線新小金井駅付近を通るわけではありません。

新小金井街道は、中央線を立体交差で抜けることができるため、朝夕を中心に慢性的な渋滞が発生しやすい状況です。また、小平市内の青梅街道との交差点や、東京街道との交差点では、アンダーパスと片側3車線化により、交通の流れが改善されましたが、依然として渋滞が発生しやすい箇所となっています。中央線高架から五日市街道の間には、かつて多くのラーメン店がありましたが、近年は減少傾向にあります。

関連情報

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