東博史

東博史について

東博史（あずま ひろし）氏は、日本の外交官です。1976年に京都大学法学部を卒業後、外務省に入省しました。外交官としてのキャリアは、1977年のフランス留学から始まり、その後、外務省本省での勤務を経て、世界各地の日本大使館で重要な役職を歴任しました。

経歴

東氏は、1977年に外交官補としてフランスに留学し、外交官としての基礎を築きました。帰国後は、外務省の海外広報課、領事第一課、アフリカ第一課で勤務し、幅広い外交分野での経験を積みました。1986年には駐仏大使館一等書記官として再びフランスに赴任し、1988年には駐コートジボワール大使館参事官に任命され、アフリカ地域での外交活動に携わりました。

1990年代には、外務省本省で国連政策課首席事務官、大臣官房査察室長、欧亜局東欧課長を歴任し、国際的な政策立案や国内の外交体制の整備に貢献しました。1996年からはウィーン国際機関日本政府代表部参事官、1998年には駐イラン大使館参事官として、国際機関や中東地域での外交活動にも携わりました。その後、2000年には駐イラン公使に昇進し、イランとの外交関係強化に尽力しました。

2001年には、大阪府国際交流監として地方自治体レベルでの国際交流にも貢献しました。2003年には駐パキスタン公使として再び海外勤務となり、2006年にはミラノ総領事に就任し、イタリアでの在外公館の運営を担いました。

2010年、東氏は初代モーリタニア駐箚特命全権大使に任命され、大使としてのキャリアをスタートさせました。そして2013年8月には、ポルトガル駐箚特命全権大使に就任し、現在に至っています。2018年2月からはS・NKGBS特別顧問も務めています。

同期入省者

東氏と同期で外務省に入省した外交官には、以下の人物がいます。

齋木昭隆（元外務事務次官）
鶴岡公二（元内閣官房審議官）
兒玉和夫（元OECD大使）
木寺昌人（元駐中国大使）
國方俊男（北極担当大使）
小菅淳一（元駐ヨルダン大使）
高田稔久（沖縄担当大使）
福川正浩（元駐ペルー大使）
田尻和宏（元駐パラオ大使）
篠田研次（元駐フィンランド大使）
高橋邦夫（元駐ネパール大使）
久枝譲治（元駐オマーン大使）
加茂佳彦（元駐アラブ首長国連邦大使）
西宮伸一（元中国大使）
大塚聖一（元駐レバノン大使）
高瀬康夫（元駐ジャマイカ大使）
渡部和男（元駐コロンビア大使）
小泉崇（元駐ブルガリア大使）
長内敬（元駐ラトビア大使）
今井治（国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当大使）
細谷龍平（元駐マダガスカル大使）
山本啓司（元駐ルーマニア大使）
塚原大貮（元駐ベナン大使）
川上公一（外交記録公開担当大使）


これらの同期入省者たちも、それぞれが外交の舞台で重要な役割を果たしており、日本の外交を支える重要な存在となっています。

外部リンク

東博史 駐ポルトガル大使着任の御挨拶（在ポルトガル日本国大使館ホームページ）
atsushikawachi | 筑波大学北アフリカ研究センター（ARENA）東博史 駐ポルトガル大使着任の御挨拶（筑波大学北アフリカ研究センターでの特別講演）

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